笠松
2025年09月12日
快速ヨサリが3連勝へ「秋風ジュニア」(笠松競馬)
9月12日(金)の笠松競馬メイン第11レースは「秋風ジュニア」(2歳、笠松競馬場1400メートル)。
ネクストスター笠松のトライアルレースでもある準重賞に、厩舎期待の若駒たちがスタンバイ。まだキャリアが浅く、力関係の定まっていない2歳戦で波乱要素は十分。
しかし中心はメンバー中ただ1頭の2勝馬◎4 ヨサリ(牡、笹野博司厩舎)。新馬戦では好スタートから逃げ切り6馬身差をつける完勝で49秒1(800メートル)の好時計だった。続く8月15日の2歳オープンも4馬身差の完勝で2連勝。スタートでつまずくも二の脚の速さで好位3番手をキープし、向正面から仕掛け3コーナー過ぎで先頭に立ち突き放す、力感あふれる勝ちっぷりだった。距離は引き続き1400メートルで、しかも前走で負かした馬が5頭出走。V最短の存在なのは言うまでもない。
相手筆頭は同じ前走で2着を確保した○8 ラブリーボニータ(牝、柴田高志厩舎)。速い流れでヨサリが前団をひとのみした展開が向いた面はあるが、しぶとい末脚から、4着だった新馬戦の800メートルより1400メートルが向く感がある。軽めの調整で臨んだ前回と違い、最終追い切りはビシッと追い、陣営の勝負気配も伝わってくる。
▲3 ミカエル(牝、大橋敬永厩舎)は8月15日の2歳オープンではハイペースの先行策から4着だったが、前走で反撃に成功。マイペースの逃げに持ち込むと、3コーナーでカケルゴメンネに並びかけられたが、ペースを上げて振り切り3馬身差をつけるセンスを感じる走りで待望の初勝利を挙げた。同型のライバルは多いが、高い先行力は侮れない。
△7 ミリオンダラベイブ(牡、加藤幸保厩舎)は中間の調教、追い切りともに強化。距離2走目の上積みも見込め連争いなら。
(文/中部地方競馬記者クラブ)