名古屋
2025年09月19日
名港盃3着アルバーシャが上位「クンツァイトオープン」(名古屋競馬)
9月19日(金)の名古屋競馬メイン第11レースは「クンツァイトオープン」(A級1a組、名古屋競馬場1700メートル)。
勝ち負けレベルの馬がそろって激戦ムードだが◎5 アルバーシャ(牡7、今津博之厩舎)が軸馬にふさわしい。重賞・名港盃3着を含む近5走が【2・1・2・0】で、相手や流れを問わず東海地区の中距離シーンで安定感ある末脚を発揮している。ひと息入った約2カ月ぶりの実戦だが、追い切り本数をこなし、最終追い切りは動き、気配ともに上々。約6カ月半ぶりの実戦だった昨年11月の昇竜戦を差し切ったようにポン駆けが利く気性でもある。連軸に期待だ。
上昇度が魅力なのは○2 マンノライトニング(牡5、安部幸夫厩舎)。今春の復帰後にA級特別を3勝、2着2回とパーフェクト連対。1400、1500メートルに絞ってゆったりとしたローテーションで使われ、きっちり結果を残している。当地初の1700メートルがポイントだが、初勝利を中央の1800メートルで挙げている。1勝クラスではいまいちだったがこなせないわけではない。初の1組挑戦を含めて試金石の一戦と言える。
▲1 ハクサンスプリング(牡7、櫻井今朝利厩舎)は前走で待望の1組初勝利を挙げた。手薄なメンバー構成だったが4馬身差つけたレースぶりは評価できる。相手は強化されるが、1700メートルは最も得意としており、しぶとい走りで2連勝をうかがう。
約4カ月半ぶりの実戦となる△10 ラジカルバローズ(牡4、角田輝也厩舎)にも注目。昨年11月の地方全国交流重賞・東海菊花賞で直線豪快に抜け出した好素材。仕上がり途上だが、秋冬の重賞戦線に向けてどんな走りを見せるか。
(文/中部地方競馬記者クラブ)