岩手
2025年09月02日
左回りでもナルカミ本命「不来方賞」(盛岡競馬)
2日(火)の盛岡競馬メイン第10レースは「第57回不来方賞JpnII」(3歳、盛岡競馬場ダート2000メートル)。
◎12 ナルカミ(牡、JRA・田中博康厩舎)は4戦3勝。すべて1番人気に支持された未完の大器です。福島の3歳以上2勝クラスだった前走を5馬身差で圧勝。走破タイムも非常に優秀でした。唯一の不安は中京ダート1800メートル戦で7着に敗れていること。左回りに課題を抱えていますが、ハイペースで逃げたのも敗因。無理のないローテーションで臨んできたのも好感でき、なんとしてもジャパンダートクラシックJpnIの優先出走権を獲得したいところ。
○11 メイショウズイウン(牡、JRA・本田優厩舎)は新馬戦こそ4着でしたが、以降は3勝、2着4回、3着1回。重賞初挑戦のユニコーンステークスGIIIでも0秒2差の3着を確保しました。前々走(3歳以上2勝クラス)はロードラビリンスとの叩き合いの末、ハナ差の2着に敗れましたが、前走を快勝し軌道修正。安定感を前面にここも首位争い必至。
▲8 ロードラビリンス(牡、JRA・松下武士厩舎)は今年4月から2連勝をマークしてレパードステークスGIIIへ駒を進めて10着。不良馬場と内有利に泣いた印象でした。前走のダメージが少なかったのは幸い。巻き返しに転じて当然。
△5 ルヴァンユニベール(牡、JRA・北出成人厩舎)はデビュー2戦目から2連勝。その後は足踏みしていますが、レパードステークスGIIIでは12番人気の低評価を覆して2着。インから鋭く伸びて高配当を演出し、上昇ムード。
△7 ハグ(牡、JRA・藤岡健一厩舎)は好、凡走の差が激しいタイプですが、自分の競馬ができればアッサリまで。
△10 リケアカプチーノ(牡、菅原勲厩舎)は一條記念みちのく大賞典で初の3歳馬による優勝を成し遂げ、充実一途。
(文/松尾康司)