名古屋
2025年09月02日
昇級初戦でもタナバタ主役「晩夏特別」(名古屋競馬)
9月2日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「晩夏特別」(A級5組、名古屋競馬場1500メートル)。
昇級戦でも◎1 タナバタ(牡4、今津博之厩舎)が中心だ。安定した先行力を発揮し、中央から転入後2勝、2着1回の上昇勢力。前走は粒ぞろいのメンバーだったB級2組特別で5馬身差をつけ完勝。軽快なピッチで飛ばして3コーナーから引き離し、押し切った。逃げ馬に有利な馬場コンディションだったが、能力と勢いを改めて示した。中央在籍時の24年9月には中山1800メートルの1勝クラスで2着があり、東海のA級でも力は引けを取らない。ましてや好調ライバルが少ないメンバー構成なら当然勝ち負けだ。
今回は前走がA級6組・旧盆特別だった馬が7頭と多く○7 エドノバイオレット(牝6、戸部尚実厩舎)は5着だった。逃げ馬で強さとモロさが同居するが、マイペースで駆けた時の粘りは折り紙付き。差し馬が多いメンバー構成で暑さも苦にしない。粘り込みが期待できる。
▲8 アイルビーメジャー(牡8、本名信行厩舎)は旧盆特別が高知からの転入初戦でメンバー最先着の4着だった。環境やコース慣れなど上積み材料の多い2戦目で前進が望める。
△3 ララエフォール(牡6、今津博之厩舎)は休み明けの旧盆特別では2秒6差と大きく敗れたが、ひと叩きされた効果で中間ムードはアップ。休養前の今年1月には当地のA級3組特別で馬券貢献がある地力派で、変わり身に注意したい。
(文/中部地方競馬記者クラブ)