名古屋
2025年09月16日
昇級でもビービーピケットを狙う「秋涼特別」(名古屋競馬)
9月16日(火)の名古屋競馬メイン第12レースは「秋涼特別」(A級5組、名古屋競馬場1400メートル)。
上位馬の評価差はわずか。昇級戦でも◎1 ビービーピケット(牝4、戸部尚実厩舎)が軸馬にふさわしい。B級に昇級当初は失速が続いたが、4走前にB級初連対を果たすと、その後も1、2、1着。なかでも2走前は強敵ぞろいの1組特別で連対キープ。前走は2コーナーで早々に先頭に立ち、力任せに押し切る着差以上の勝ちっぷりで仕留めた。走るたびに地力がアップし、先行力に粘り、好調さをアピールする。戦歴から100メートルの距離短縮は歓迎でロスのない絶好の1枠スタートも好材料。昇級戦でも勝ち負けだ。
実力上位は○5 セブンスストリート(牡5、藤ケ崎一男厩舎)。中央1勝クラスのダートで3度の馬券貢献を含めて多数の入着歴を持つ実力派。ブランクある約半年ぶりの実戦に、中距離中心に使われていたため、対抗評価に留めるが、流れに乗って運べばアッサリのケース十分。
好調持続▲3 シークレットマター(セン4、櫻井今朝利厩舎)も馬券に欠かせない。前走の3/4馬身(0秒1)差2着は好メンバー相手のB級1組特別で価値十分。主戦の塚本征吾騎手はビービーピケットを選択したが、注文通り、同タイプの同馬を制して主導権を握れば、押し切りが狙える。
穴は△7 マリブパイン(牝6、榎屋充厩舎)。前走は見せ場なく6着に終わったが、重賞・ベイスプリント参戦に、手探り面ある転入戦でもあった。ひと叩き効果と、条件緩和で鮮やかに変わっても驚けない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)