兵庫
2025年09月26日
オマツリオトコに高知勢が立ちはだかる「園田チャレンジカップ」(園田競馬)
26日(金)の園田競馬メイン第11レースに西日本交流「第22回園田チャレンジカップ」(園田競馬場1400メートル)が行われる。
◎4 オマツリオトコ(牡5、長倉功厩舎)はJRA時代の22年に兵庫ジュニアグランプリJpnIIを勝った実力馬。兵庫に転入した当初は気性的な難しさや、外に張る面が災いして勝ちに恵まれなかったが、兵庫大賞典の頃から追い切りでも動くようになり、徐々に見どころが出てきた。そして5戦目の前走でインまくりが成功して兵庫初勝利を挙げた。今回も間隔をしっかり取って調整しており、状態は万全。内寄りの好枠を引いており、前走の再現を狙える。
○5 ミスズグランドオー(牡7、高知・目迫大輔厩舎)は建依別賞で発馬後につまずいて落馬して競走中止になったが、その後遺症は無い模様。転入初戦の準重賞や大井で勝ったレースを見ても、先行力があり、ゴール前でもうひと伸びしてくる勝負根性の持ち主。小回りも合いそうで、巻き返しを期待したい。
▲6 ルコルセール(牡7、高知・田中守厩舎)は高知への転入初戦で、園田の夜さ恋サマースプリントに出走して勝利。JRAのオープンで走っていた実力を見せつけた。ノド鳴りの症状があり、距離が1ハロン長くなるのはプラスとは言えないが、決め手はメンバー屈指で、今回も上位争いとなりそうだ。
☆10 ロレンツォ(牡7、高知・田中守厩舎)は夏までJRAの3勝クラスに出走していた。高知転入初戦を勝利して、今回は園田で重賞初挑戦になる。前走は1600メートルだったが、3コーナーからグンと加速して鋭く突き抜けており能力は高そう。C1クラスからの参戦になるが、今年の園田FCスプリントでは高知C3だったユアマイドリーム(現兵庫C1)が勝っており、格付は気にしなくて良さそうだ。
△1 タマモマスラオ(牡5、高知・倉兼育康厩舎)は2走前に1300メートルでミスズグランドオーから1馬身半(0秒3)差の2着。前走は園田1870メートルで勝利と距離に融通が利く。ベストは中距離かもしれないが、小回りにうまく対応できる馬で、一発を警戒したい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)