笠松
2025年10月09日
上昇エイシンロッソネリが中心「富有柿特別」(笠松競馬)
10月9日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「富有柿特別」(C級1組(イ)、笠松競馬場1600メートル)。
出走9頭がすべて前走で勝利を飾った、勝ち上がり対決のハイレベル戦。激戦だが◎3 エイシンロッソネリ(牡4、笹野博司厩舎)に魅力を感じる。休養明けから使われるたびに確実に良化を示し、復帰3戦目だった前走のC級8組特選で通算3勝目を挙げた。行きっぷりよく主導権を握ると3コーナー手前から後続を突き放し、2着馬に2秒4の大差をつける圧巻の走りだった。デビューが今年4月と遅れたため、キャリア6戦と伸びしろは大きい。好調馬ぞろいのうえ、初の1600メートルなど不安要素はあるが、期待感の方が上回る。
○9 エクスシップ(牡4、後藤佑耶厩舎)は2度目の1組特別参戦で前進を狙う。同条件・距離の2走前は中団から伸び切れず5着に留まったが、前走を2馬身差で逃げ切って、高い先行力をアピールした。同タイプは多いが前走同様に先制を決めれば押し切りも。
差し馬向きの流れになれば▲2 ライチトゥーム(牝6、後藤佑耶厩舎)に出番が訪れる。直線鋭く突き抜けた前走は約1年1カ月ぶりの勝利の美酒だったが、キレは際立ち、勝ちタイムも優秀。戦歴から1400メートルよりも1600メートルのほうが好成績で高評価が欠かせない。
△8 ベーディーナ(牝4、藤田正治厩舎)は休養後、明らかに走りが変わってきた。軽視は禁物。
(文/中部地方競馬記者クラブ)