兵庫
2025年10月09日
オケマルが無敗の三冠達成へ「園田オータムトロフィー」(園田競馬)
9日(木)の園田競馬メイン第11レースに「第8回園田オータムトロフィー」(3歳、園田競馬場1700メートル)が行われる。
◎8 オケマル(牡、盛本信春厩舎)は兵庫県競馬史上初めて無敗での三冠制覇が懸かる。前走の兵庫優駿は菊水賞と同じ8馬身差での勝利とはいえ、暑さによってバテて最後は脚が上がっていた。その当時に比べると今回は約3カ月のリフレッシュ休養を挟んで状態は格段に良くなった。8頭立ての8枠8番は大差勝ちした兵庫若駒賞と同じ。圧倒的なパフォーマンスを期待したい。
○5 ラピドフィオーレ(牡、田中範雄厩舎)は2歳重賞・兵庫ジュベナイルカップを勝っているが、本格化の兆しが見えたのは高知の黒潮菊花賞から。これまで終始同じ右手前で走っていたところを、左手前に替えて高知二冠馬のジュゲムーンを突き放した。「距離が延びたことが要因だろう」と田中範雄調教師は目論む。オケマルに唯一立ち向かえるのはこの馬か。
▲7 イザグリーンライト(牡、西川進也厩舎)は兵庫ジュベナイルカップから6度も重賞に挑戦してきたこの世代の名脇役だが、キャリアを重ねるごとに前の位置を取れるようになり、古馬相手のC1、B2で勝利を積み重ねた。小牧太騎手を背に大駆けを狙う。
☆1 アマノハバキリ(牡、新子雅司厩舎)はデビュー当初から無尽蔵のスタミナを新子雅司調教師は評価してきた。ベストは1870メートル以上になりそうだが、今回は他に逃げ馬が不在で、単騎逃げに持ち込めそう。展開利を期待したい。
△4 マカセナハレ(牡、長倉功厩舎)は砂をかぶると嫌がる面があり、まだまだ精神的に幼い面を残すが、外を通ってスムーズに運べると末脚が爆発する。ここ2走は理想通りの展開で連勝してきた。上位2頭に比べると力の差はありそうだが、少頭数ならうまくさばけそう。入着以上を目指したい。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)