岩手
2025年11月02日
1800mでも主役はヒロシクン「すずらん賞」(盛岡競馬)
2日(日)の盛岡競馬メイン第11レースは「第48回すずらん賞」(盛岡競馬場ダート1800メートル)。
◎10 ヒロシクン(セン6、佐藤雅彦厩舎)は今季3勝、2着1回。赤松杯、シアンモア記念と春のマイル重賞を2連勝後、一條記念みちのく大賞典は3歳馬リケアカプチーノとのマッチレースの末、ハナ差2着に惜敗しました。続いてマーキュリーカップJpnIII・10着から夏休みに入り、青藍賞でもフジユージーンの追撃を完封。堂々2連覇を達成しました。転入後、1800メートルは未経験ですが、中央時代に勝利実績があり、むしろ望むところ。今回も主役の座は譲れません。
○6 ミニアチュール(牝5、佐藤祐司厩舎)は今シーズン、牝馬重賞・フェアリーカップの1勝のみですが、あすなろ賞2着、シアンモア記念、一條記念みちのく大賞典3着。牡馬と互角の勝負を演じています。ここ2戦は伸びを欠いていますが、盛岡1800メートルは4勝、2着1回と良績を残している条件。巻き返し必至です。
▲4 ライアン(牡6、佐藤浩一厩舎)は青藍賞5着でしたが、スローに落とされたのが致命傷。後方から差を詰めただけに終わりました。今回もペースがカギを握りますが、距離延長を味方に反撃に転じます。
△3 スズカゴウケツ(牡8、千葉幸喜厩舎)は南関東から帰郷後、徐々に調子を上げ、ダートに戻って2着2回から前回快勝。盛岡1800メートルは昨年、重賞・あすなろ賞を優勝した舞台ですし、弾みもつきました。
△2 ヘリオス(セン9、千葉幸喜厩舎)は今年のあすなろ賞を優勝。古豪健在を誇示しました。
△7 ラストマン(牡8、板垣吉則厩舎)は盛岡戦5勝。広いコースと相性抜群です。
(文/松尾康司)