笠松
2025年11月27日
オグリキャップ記念2着アウストロが反撃へ「笠松グランプリ」(笠松競馬)
11月27日(木)の笠松競馬メイン第11レースは「第21回笠松グランプリ」(笠松競馬場1400メートル)。
地方全国交流重賞に遠征勢5頭を含む精鋭12頭がスタンバイ。例年以上に遠征勢のレベルが高いのが今年の特徴だ。
なかでも魅力を感じるのが成長著しい◎3 アウストロ(牡5、浦和・小澤宏次厩舎)。重賞初挑戦だった昨年12月の浦和・ゴールドカップを勝利で飾ると、続く1月の名古屋・梅見月杯で重賞連勝。その後は未勝利だが、前走のテレ玉杯オーバルスプリントJpnIIIでは難敵中央勢相手に3馬身差の2着に食い込んでみせた。先行力に加え差す脚も備えており、自ずと成績が出るようだ。5月の笠松・オグリキャップ記念は半馬身差2着に敗れたが、コース経験は大きな強み。地力アップにも成功し、今春のリベンジと行きたい。
○4 エコロクラージュ(牡6、兵庫・保利良平厩舎)の好調さは見逃せない。5月の高知・福永洋一記念で重賞4勝目を飾った実績派。今秋の復帰後はダートグレートでも結果を残し、9月の佐賀・サマーチャンピオンJpnIIIで0秒2差3着、続く前走の盛岡・マイルチャンピオンシップ南部杯JpnIでは地方馬最先着の5着と気を吐いた。6歳になって充実期を迎えている。初の笠松コースも豊富な遠征キャリアから問題はなさそうだ。
東海勢では3歳馬▲2 コパノエミリア(牝3、宇都英樹厩舎)に期待がかかる。セールスポイントは息の長い末脚で中距離を中心に使われ重賞3勝。5月の川崎・関東オークスJpnIIでも2着に好走した実力派だ。久々の1400メートルへの対応が鍵になるが相対的に有利な重量53キロに名手・吉原寛人騎手との初タッグも魅力。どんな走りを披露するか注目だ。
北海道勢では△12 デステージョ(牡5、北海道・小国博行厩舎)。ハイペースになれば切れる差し脚で一撃へ。
(文/中部地方競馬記者クラブ)