金沢
2025年12月08日
金沢無敗2頭が対決「金沢競馬C1プレミアム」(金沢競馬)
日、月、火曜日の3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。8日(月)の注目カードは第10レースで争われる「金沢競馬C1プレミアム」(C1特選、金沢競馬場1500メートル)で好調馬が顔をそろえた激戦になっています。
どの馬を軸視するのか迷いますが、金沢入りしてからまだ負けなしの2頭が人気を分けそうです。◎4 シャイニーズラン(牡8、藤田弘治厩舎)は今春に中央2勝クラスから転入してきていきなりC2級で2連勝を飾りました。その後4カ月半ほど休養しましたが、11月に戦列復帰すると今度はC1級でも連勝を飾って4連勝中です。前走に引き続いて直線のみの追い切りですが、元気いっぱいの動きを見せており、連戦の疲れは感じられません。名古屋のJRA条件交流戦で1勝クラスを脱出した実績からC1級なら先行スピードは上位の存在で、今回も逃げた馬を前に見ながら好位でレースが運べれば直線抜け出しが図れそうです。
負けなしのもう1頭は○6 ハクサンリバーブ(牡3、堀場裕允厩舎)です。今秋に中央未勝利から移籍しC2級七組(1500メートル)で転入初戦勝ちを飾ると、2戦目のC1級十九組(1400メートル)は大差勝ち、3戦目となった前走のC1級十組(1500メートル)は後続を8馬身引き離す逃げ切りと金沢入り後3戦3勝とポテンシャルの高さを見せつけています。まだ馬体が成長途上のために乗り込み重視の調整が続いていますが、走るごとに強くなっている印象があります。好調メンバーがそろった今回のC1特選でも連勝を伸ばすことができれば、さらなる飛躍へ大きな自信となりそうです。
▲5 ウォーハンマー(牡5、加藤和宏厩舎)は中央1勝クラスからの転入馬で、大井で3勝を挙げて中央へ復帰した経歴があります。初戦からC1特選に組まれたのは条件的に厳しいですが、中央で先手を奪っていたスピードは魅力で、地方の小回りコースなら持ち味が生かせそうです。ハナを主張することができれば、際どい勝負に持ち込めるかもしれません。
△3 パブリックスフィア(牡3、加藤和宏厩舎)は2走前にシャイニーズランの2着に敗れて連勝こそ途切れましたが、前走のC1級十四組(1500メートル)で後続を大差置き去りにする圧逃劇を演じて巻き返しました。引き続き追い切り気配は目立っており、今回もスタートから積極的に運べれば、前残りが図れそうです。
△2 ナックシュバリエ(牡3、中川雅之厩舎)も中央未勝利から転入後まだ連対は外していません。堅実な差し脚を生かせる1500メートル戦は歓迎で、先手争いが激しくなり前崩れの展開になるなら、後方から末脚を伸ばして上位争いに加わってきそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)