兵庫
2025年12月17日
大外シュネルクィーンが差し切る「JAみのり酒米の王様 山田錦杯」(園田競馬)
17日(水)の園田競馬メイン第11レースに「JAみのり酒米の王様 山田錦杯」(A2B1、園田競馬場1230メートル)が行われる。
◎8 シュネルクィーン(牝5、永島太郎厩舎)は約3カ月ぶりに出走した前走が4着。道中は内から運んだが、4コーナーで前が開かずに大外へ持ち出すロスが響いて差し届かなかった。今回のメンバーでは末脚の安定感が突出しており、大外枠に入ったことで末脚不発に終わることはないだろう。たたき2走目で決めたい。
○2 ヴィンセドリス(牡5、森澤友貴厩舎)はレースを使われるごとにしまいの伸びが良くなっており、兵庫転入後の初勝利が目前に迫っている。今回は強力な先行馬が不在で、直線は追い比べになる可能性が高く、好勝負になりそうだ。
▲4 フクノフードゥル(牝4、田中一巧厩舎)は大井からの転入初戦。飛山濃水杯を勝ったフクノユリディズの半妹にあたる。成績を見ればやや早熟傾向のようにも感じるが、兄は5歳時に飛山濃水杯を勝っており、まだ見限れない。兵庫ではA2編入で上位クラスとの対戦になるが、能力検査では水準の時計で走れており、能力的には引けを取らないだろう。末脚勝負になれば台頭できる。
☆7 ディアタイザン(牡8、大山寿文厩舎)は夏場を過ぎて復調ムード。前走は4コーナーで後続に捕まったかと思われたが、直線で手前を替えるともう1度伸びて3着に逃げ粘った。今回も逃げを打てるメンバー構成で展開利が期待できる。
△5 ナムラエデン(牝4、玉垣光章厩舎)は転入後の2戦ともに820メートルを使われたが、出遅れが続いてまだ結果が出ていない。それでも直線ではしっかり脚を使えており、距離延長が味方しそうだ。
(文/大阪日刊スポーツ・松本健史)