金沢
2025年12月27日
快速マヒオレ逃げ切りなるか「B2級三組」(金沢競馬)
27日(土)の金沢競馬は比較的頭数がそろっているレースが多いですが、中でも第10レースのB2級三組(金沢競馬場1400メートル)は主力となる上位馬の人気が割れそうで、馬券の組み合わせ次第では好配当が期待できそうです。
まず注目を集めるのは◎9 マヒオレ(セン7、井樋一也厩舎)です。放牧明けで約4カ半月ぶりだった前走のB2級七組(1500メートル)は外枠から発馬を決めて大逃げを打ち、直線で後続に詰め寄られながらも、2馬身半差をつけて押し切りました。後続に影も踏ませない勝ちっぷりで、プラス18キロと太め残りだった馬体がたたかれたことで絞れてくればさらなるスピード発揮が期待できます。1400メートルに距離が短縮されるのも歓迎で、今回もハナを奪うことができれば一目散の逃げに持ち込めそうです。
○1 ミッションレール(牡7、加藤和宏厩舎)は11月に高知から移籍してきて2連勝中と底を見せていません。転入初戦のC1級九組(1400メートル)を圧勝し、クラスが上がったB2級六組(1400メートル)では、逃げた馬を3〜4コーナーでかわして先頭に立って後続を突き放す強い勝ちっぷりでした。今回もB2級で走れるのは条件的に有利。マヒオレが飛ばして逃げて早めに失速するなら、直線で捕まえて逆転は考えられます。
▲7 マイラブジャック(牡5、佐藤茂厩舎)は堅実に差してくるタイプですが、前回のB2級三組(1400メートル)では逃げた馬をマークする積極的なレースを試みました。ゴール前で勝ち馬に交わされてしまい3着でしたが、脚質に幅が出たのはプラスです。今春に岩手から転入してきて勝ち切れていませんが、前々で運べれば際どい争いに持ち込めるかもしれません。
△4 メイショウマクジキ(牡3、加藤和宏厩舎)もここ3走は2着止まりですが、前走のB2級四組(1500メートル)では追い通しの手応えながらも好位をキープして連対。1400メートルはやや忙しい印象ですが、先団で運べれば持ち前の粘り強さを発揮できそうです。
△5 エムティパル(牝3、佐藤茂厩舎)はここ2走は5、4着とはいえ、引き続き追い切りでの活発な動きは目につきます。前崩れの展開になるなら一気に浮上してきそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)