名古屋
2026年01月01日
920m全勝ミカノヴェニュスが断然「午年初駆特別」(名古屋競馬)
1月1日(祝・木)の名古屋競馬メイン第11レースは「午年初駆特別」(A級5組、名古屋競馬場920メートル)。
格上挑戦でも距離巧者の◎5 ミカノヴェニュス(牝6、櫻井今朝利厩舎)は魅力がいっぱい。920メートルのレコードホルダーでもある名古屋有数の快速馬は、超短距離戦で4戦4勝を誇る。約1年1カ月ぶりの実戦だった2走前のC級7組、続くB級8組をともに難なく逃げ切った。好スタートを決めて二の脚も速く、レース前半で主導権を握ってそのまま押し切る“横綱レース”。距離を求めたA級への挑戦も、復帰2走の内容から即通用していい。
ライバルは実績上位の○4 ハッピーミーク(牝6、角田輝也厩舎)。24年12月に同距離のオープンを鮮やかに押し切った実績派は2戦2勝と距離戦歴十分。約5カ月ぶりの復帰戦の割りに調教、追い切りが軽めだがスタートから一気に突っ走れる超短距離戦。好発を決めて射程内で追走できれば逆転が可能。
手探り面がある転入初戦も▲7 マキャベリー(牝4、藤ケ崎一男厩舎)は不気味な存在。中央時の主戦場は中距離だが馬券貢献4度を誇る、高い先行力の持ち主。初めての短距離戦に戸惑わなければ、いきなり勝ち負けしても驚けない。
△12 ハクサンフラッシュ(牝5、坂口義幸厩舎)は久々の920メートルも流れに乗りやすい外枠スタートがプラス。連争いなら。
(文/中部地方競馬記者クラブ)