金沢
2026年03月11日
エムティジークの相手探し「若駒賞」(金沢競馬)
冬季休業中だった金沢競馬が3月11日(水)から再開されます。開幕週は水、木曜日の2日間連続開催で、初日のメインカードは最終第10レースに争われる準重賞「若駒賞」(3歳、金沢競馬場1500メートル)です。ネクストスター中日本(4月7日、金沢1400メートル)トライアルになっており、東海勢を迎え撃つ地元代表を決める一戦になります。
◎7 エムティジーク(牡、佐藤茂厩舎)は昨年末に笠松のライデンリーダー記念に遠征し、金沢で重賞3連勝を含む5連勝の勢いから1番人気に推されました。内枠から手綱を懸命に動かして先手を主張しましたが、3コーナー手前で手応えがいっぱいになり9着でした。初めての輸送やコースに戸惑ったようで、レース後は京都の育成牧場へ放牧に出され、坂路コースで鍛え直されました。2月下旬に帰厩し、3月7日の本追い切りは主戦の中島龍也騎手を背に長めに追われましたが、大敗したショックを感じさせない動きは見せていました。地元の同世代同士なら先手は容易なだけに、スピードの違いを見せて巻き返したいところです。
相手探しが難しいですが、ネクストスター金沢でエムティジークの2着だった○6 グラシアレス(牡、加藤和義厩舎)に期待します。11月の金沢ヤングチャンピオン(1700メートル)ではエムティジークのペースに付いていけず5着に敗れましたが、続く2歳3組(1500メートル)では逃げたサノノサルバドールにハナ差で競り勝って勝負強さを見せると、冬場は大井へ移籍して3歳条件戦(大井1400メートル)で末脚を伸ばして4着に健闘しています。休まずに使われていたため仕上がりは問題なく、2月下旬に金沢へ戻ってからは追い切りでパワフルな動きを見せています。現状では1500メートルなら守備範囲で、道中の折り合いさえ問題なければ、堅実な差し脚で混戦の次位争いから抜け出してきそうです。
▲8 グリーゼ(牝、中川雅之厩舎)は追ってバテない強みを発揮し、1700メートルに距離が延びた金沢ヤングチャンピオンで2着に粘り込みました。続く牝馬限定戦(1500メートル)で2着を8馬身も引き離した勝ちっぷりから地元の牝馬の中では抜けた存在でした。冬場は小松トレーニングセンターへ放牧に出されて鍛え直され、2月下旬に帰厩。追い切りではそれほど速い時計は出ていませんが、冬休み明けでも水準以上の動きは見せており、エムティジークが後続を引き離して逃げる展開になれば、好位追走から再び2着に流れ込むシーンは考えられます。
△10 ケーズコマクサ(牝、中川雅之厩舎)も冬場は小松トレーニングセンターへ放牧に出されて鍛え直されました。使い詰めだった昨年終盤と比べ落ち着きが見られ、馬券絡みを外したのは1度だけという堅実さは魅力です。
△3 モーモークローム(牝、田嶋弘幸厩舎)はエムティジークとともにライデンリーダー記念へ遠征し、8着と先着しました。追い込みタイプだけに展開に左右されやすい面はありますが、前崩れになれば直線浮上するチャンスがあるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)