金沢
2026年04月21日
底力が違うヴェルテックス「金沢スプリングカップ」(金沢競馬)
4歳以上による「第36回金沢スプリングカップ」(金沢競馬場1400メートル)が、4月21日(火)の金沢競馬メイン第11レースで争われます。
昨年までは1500メートルで行われていましたが、今年は距離が短縮され、当地で今季最初の短距離重賞になりました。3着以内に入った馬には、6月14日の日本海スプリント(1400メートル)への優先出走権が与えられます。
◎7 ヴェルテックス(牡9、井樋一也厩舎)は転入初戦のA1a組(1700メートル)でリュウノブレイクに差し切られて2着に敗れましたが、前走トライアルにあたる準重賞のスプリング特別(1400メートル)を勝って、挑んできました。中央に在籍していた4歳時に名古屋グランプリJpnII(2500メートル)を制している実績から、1400メートルは距離不足という声もありましたが、追い通しの手応えながら4コーナー外から先団に並びかけてゴール前抜け出した勝ちっぷりには底力の違いを感じました。その後はここを目標に調整され、18日の追い切りではズブさを見せず、転入当初に比べて動きは軽やかになっています。1400メートル戦にも不安がなくなった今の状態なら再び底力の違いを見せつけ久々の重賞制覇を飾れそうです。
金沢入り後2連勝中の○2 キュムロンニンバス(牡8、金田一昌厩舎)にも注目が集まります。中央のダート短距離で3勝を挙げた快速馬で、転入初戦のA2b組はスタートダッシュがつかず出負けしながらも、外から果敢に仕掛けて1コーナーで先頭に立ち、そのまま後続を3馬身引き離して直線押し切り快勝。1500メートルに距離が延びた前走のA1級二組は最内枠から先手を主張し、競りかけてきた併走馬を4コーナーで引き離すと、2馬身のセーフティリード保ったまま直線は独走状態でした。引き続き追い切りではスピード感あふれる動きを見せており、今回も早めに先頭に立って引き離すことができれば、ヴェルテックスら後続の追い上げを振り切ってしまうかもしれません。
▲3 マリンデュンデュン(牡6、金田一昌厩舎)は先週のJBCイヤー記念(1700メートル)でも上位人気に支持されましたが、4コーナーまで2番手を追走しながら、スローの逃げに持ち込んだハクサンツキミテイに並びかけることができず4着に敗れました。連闘でここを使うのは予定通りで、開幕週のA1b組(1400メートル)を2番手追走から、逃げたハクサンパイオニアに早めに並びかけて競り落としたレース内容から巻き返しが期待できます。先手争いを前に見ながら好位でレースが運べれば、再び直線抜け出しが図れそうです。
△1 オヌシナニモノ(牡9、佐藤茂厩舎)はこのレースを23、25年と2度制しており、連覇がかかります。初戦のスプリング特別はヴェルテックスの3着でしたが、冬休み明けをたたかれて追い切りの動きは力強くなっています。年齢的な衰えは否めませんが、上位争いを演じて古豪の意地を示したいところです。
△4 フラップシグナス(牡7、中川雅之厩舎)も中央3勝クラスから転入後、1400メートルのA2b組で2、1着と連絡みを外していません。重賞へ格上挑戦になりますが、ヴェルテックスが早めに先団をかわして後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)