金沢
2026年05月17日
名古屋2頭がリード「お松の方賞」(金沢競馬)
金沢競馬は今週も日、火曜日の通常曜日での開催になります。5月17日(日)のメインカードは第9レースで争われる東海地区との牝馬交流重賞「第7回お松の方賞」(金沢競馬場1500メートル)です。昨年はハリウッドスマイルが早め先頭に立って押し切り、2年ぶりに地元勢が勝利を飾りましたが、今年は名古屋から遠征してきた2頭がやや強力で、笠松勢と地元勢をおさえて人気を集めそうです。
名古屋勢でまず注目なのは◎2 コパノエミリア(牝4、名古屋・宇都英樹厩舎)です。3歳時に東海クイーンカップ(名古屋1700メートル)、のじぎく賞(園田1700メートル)と交流重賞を勝ち、関東オークスJpnII(川崎2100メートル)でも2着に入り、グランダム・ジャパン3歳シーズンの総合優勝に輝いています。10月の兵庫クイーンカップ(園田1870メートル)を逃げ切って以降勝ち星から遠ざかっていますが、約1カ月半ぶりの休み明けで挑んだ前走の兵庫女王盃JpnIII(園田1870メートル)でも後方から直線追い上げて5着と掲示板を外しませんでした。1500メートルはやや距離不足の感じもしますが、メンバーの大半が条件馬となる今回の顔ぶれなら地力の違いは明らかで、金沢で久々に白星を飾って今後のダートグレード遠征へ弾みをつけたいところです。
名古屋勢のもう1頭は○8 エレインアスティ(牝4、名古屋・今津博之厩舎)で、2歳時にネクストスター名古屋(名古屋1500メートル)を逃げ切っている快速馬です。コパノエミリアとは3歳春の東海クイーンカップでクビ差2着と接戦を演じています。その後長期休養を余儀なくされた時期もありましたが、今年正月に戦列復帰してからは5戦4勝、2着1回と絶好調。特にここ4戦は後続を5馬身以上引き離す圧勝劇が続いています。前走後はレース間隔を空けてここ目標に併走追い切りを重ねており、引き続き仕上がりの良さは目に付きます。1500メートル戦はこれまで2勝していて距離面に不安はなく、早めに先頭に立って後続を引き離すことができれば、まんまの押し切りがあるかもしれません。
笠松から4頭が参戦してきましたが、そのうち2頭は前走がオープンで金沢コースの経験もあるだけに注意は必要です。▲1 マルカラピッド(牝6、笠松・笹野博司厩舎)は昨年11月に金沢で行われた徽軫賞(1400メートル)で逃げて後続を6馬身引き離す圧逃劇を演じました。その後は休養もあって順調に使い込めていませんが、徽軫賞と同じ牝馬限定の東海・北陸交流戦なら見直しは必要です。再び中島龍也騎手が手綱を握るのも心強く、相性がいい金沢コースなら復調のきっかけがつかめるかもしれません。
△11 キスリング(牝5、笠松・田口輝彦厩舎)はマルカラピッドが勝った徽軫賞で直線内から脚を伸ばして2着に入っています。その後も順調に使われており、前走のA1特別(笠松1400メートル)ではマルカラピッドを抑えて逃げ切っています。以前に比べて前へ行く積極的なレースもこなせるようになっており、今回も調子の良さで上位争いに加わってきそうです。
地元勢では△5 ダイヤモンドライン(牝6、佐藤茂厩舎)に期待します。今季はまだ馬券絡みに届いていませんが、JBCイヤー記念(1700メートル)で5着、前走の利家盃(2000メートル)では4着と掲示板は外していません。1500メートル戦はやや忙しい気もしますが、先手争いが激しくなり前崩れの展開になるなら直線一気の追い上げがありそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)