斎藤修の重賞ピックアップ

【6/6笠松・飛山濃水杯】モズフレミントン重賞初制覇なるか

 北陸・東海・近畿交流の新設重賞で、兵庫から2頭が遠征してきた。
 その兵庫の1頭、モズフレミントンが強そうだ。昨年中央から兵庫に再転入すると、B2級から連戦連勝でクラスを上げ、A1特別まで制した。重賞初挑戦となった兵庫大賞典は差のある4着だったが、先着された3頭は重賞を何度も勝っていたりダートグレード級だったりという馬たち。遠征ではあるが相手はかなり楽になった。重賞初制覇を狙える。
 ヒルノデイバローは中央オープンから笠松への転入初戦。芝の短距離重賞で2着が3回という実績も昨秋から二桁着順が続いているが、勝ち馬との着差はほとんど2秒以内。能力面では最上位だが、地方の小回りコースや笠松のダートなど未知数な部分があり、中心としては推しにくい。
 東海勢では、今年だけでもウインター争覇、マーチカップと重賞2勝を挙げているメモリージルバが10歳でも好調だ。
 兵庫から笠松への移籍初戦となるラミアカーサは重賞上位の実績はあるものの、1400メートル以下を中心に使われてきただけに笠松1600メートルをこなせるかどうか。
 前走東海クラウンを勝ったサムライドライブだが、4走前にはメモリージルバに、3走前にはメモリートニックに完敗。このメンバーに入るとちょっと厳しい。連下争いまで。
 出走取消が2度続いたストーミーワンダーだが、昨年12月以降、重賞の白銀争覇も含めて4戦3勝。状態万全なら上位争いも。
 ◎7モズフレミントン
 〇4ヒルノデイバロー
 ▲2メモリージルバ
 △5ラミアカーサ
 △8サムライドライブ
 △9ストーミーワンダー
 
 飛山濃水杯の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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