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【6/9水沢・東北優駿】距離経験でグレートアラカー

 ダービーシリーズの前身、ダービーウイークがスタートした2006年からダイヤモンドカップが"岩手ダービー"として行われてきたが、今シーズンからそのダイヤモンドカップは8月に移行し、不来方賞の前哨戦という位置づけとなった。そしてかつては東北3県の交流として行われていた東北優駿が"岩手ダービー"として復活となった。
 今季ここまでの3歳戦線を振り返ると、スプリングカップではパンプキンズが逃げ切り、グレートアラカーは3/4馬身まで迫って2着。3着には9馬身差をつけた。続く1900メートルのやまびこ賞は、逃げたパンプキンズをグレートアラカーが3コーナーでとらえると2頭の一騎打ちとなり、直線ではグレートアラカーが突き放し、パンプキンズは7馬身差2着。3着にはさらに7馬身差がついた。牡馬ではこの2頭の実力が抜けている。そして牝馬ではエムワンピーコがデビュー2戦目から6連勝中と底を見せていない。その中には、2歳時とはいえパンプキンズを負かした一戦もある。
 この3頭の勝負となりそうだが、距離延長のやまびこ賞で圧倒的なレースを見せたグレートアラカーがここでも最有力と見る。
 エムワンピーコも前走初めての1600メートル戦で、直線だけで2着に5馬身差をつける圧勝。ただ今回はそこからさらに400メートルの距離延長ということで、パンプキンズを2番手にとった。
 上記3頭には差をつけられて負けているものの、いずれかが崩れたときに馬券圏内の可能性として、サンエイムサシ、リュウノボサノバを挙げておく。
 ◎8グレートアラカー
 ○4パンプキンズ
 ▲10エムワンピーコ
 △5サンエイムサシ
 △3リュウノボサノバ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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