明けて11歳のサクラレグナムは、昨年末の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIの4コーナーあたりでは勝ったかとも思えるような惜しい3着。地元トライアルの3戦は、そのサクラレグナムと、スペルマロン、ウォーターマーズが星を分け合ったように今の高知のオープンクラスはレベルが高い。ならば、とは思うが、黒船賞はJpnIIIでもなぜか例年中央勢はレベルの高いメンバーが集まる。
昨年武蔵野ステークスGIIIを制したワンダーリーデルは、フェブラリーステークスGIでは4コーナー11番手から追い込んで4着。先着された3頭はいずれもGI/JpnI勝ち馬だった。高知の小回りコースを克服できれば能力は高い。
地方の実績ではダートグレード3勝を挙げ、このレース連覇がかかるサクセスエナジーが断然。JBCスプリントJpnIはハイペースの先行争いで能力を発揮できなかったが、今回、逃げるであろうラプタスの2番手ならスムーズにレースを運べそう。
テーオージーニアスは、1番人気に支持された前走大和ステークスではスタートでタイミングが合わず最後方からとなって、それでも直線大外から追い込んで4着と力のあるところは見せた。地方初参戦だがコースさえこなせれば別定加増なしの56キロでチャンスはある。
兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを逃げ切ったデュープロセスだが、同じJpnIIIでも今回は相手が強い。地元勢では、その兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIで3着だったサクラレグナムに期待。
◎8ワンダーリーデル
○5サクセスエナジー
▲2テーオージーニアス
△10デュープロセス
△12サクラレグナム
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