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【5/5園田・兵庫大賞典】充実の9歳馬タガノゴールド

 タガノゴールドは8歳の昨年、充実期を迎えたと言ってよいのではないか。一昨年7歳時に中央オープンから転入し、特別戦から姫山菊花賞を連勝したときはその後の活躍がおおいに期待された。ところがその後4戦は馬券にもからめず。それでも昨年3月の六甲盃で半年ぶりの勝利を挙げてからは、10月の姫山菊花賞まで6戦3勝、2着2回、3着1回と復調。さらに秋には金沢の北國王冠から重賞3連勝と、あらためて兵庫の古馬最強をアピールした。前走ダイオライト記念JpnIIはさすがに相手が強かった(5着)が、地元馬同士となるここは負けられないところ。
 対するのはこのレース連覇がかかるエイシンニシパ。ここ4戦で1勝、2着3回のうち、タガノゴールドの2着が2回。園田金盃は4コーナー手前で先頭に立って粘り込もうかというところ、ゴール寸前でアタマ差とらえられた。姫路の白鷺賞では2番手タガノゴールドの直後を追走し、4コーナーでは内をすくって先頭に立ったものの、直線では馬体を併せての追い比べで屈してしまった。能力差はなく展開ひとつで逆転は可能。
 ヒダルマは一昨年秋に中央未勝利から転入し、下級条件から12連勝で重賞初挑戦となった昨年の摂津盃を制した。その後7カ月半のブランクがあって、復帰戦となった前走で2着に敗れ連勝が途切れた。今回は叩き2戦目で、強敵◎○相手に食い下がれるかどうか。
 4歳となって前走でA1特別初勝利のジンギ、昨年東海桜花賞で重賞初制覇果たし、今回が休み明け2戦目となるキクノステラらも連下候補。
 ◎2タガノゴールド
 ○9エイシンニシパ
 ▲4ヒダルマ
 △3ジンギ
 △8キクノステラ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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