斎藤修の重賞ピックアップ

【1/4名古屋記念】あらためてニュータウンガール

 東海ダービーまで6連勝だったニュータウンガールだが、その後は勝ちきれないレースが続いた。とはいえ、秋の鞍、楠賞は3歳馬同士でも全国レベルの馬たちがいて、さらに笠松グランプリは初めての古馬との対戦で、しかも全国クラスの強豪が集まったなかで勝ち馬からコンマ2秒差は評価できる。ここは久々のタイトルに期待がかかる一戦。
 ゴールドリングは中央に移籍して格付けされたのが3勝クラスでは、そこに立ちはだかるカベはさすがに高かった。昨年のこのレースは2着。中央のダート短距離の厳しいペースを経験して、昨年よりも力をつけた可能性はある。
 このレース連覇がかかるのがアドマイヤムテキ。その後は笠松の東海クラウンを制しただけで重賞ではやや苦戦が続いたが、秋になっての10月、今回と同じ舞台のゴールド争覇で2着。勝ったのが兵庫で昨年急激に力をつけたナリタミニスターということでは、評価できるレース内容。笠松グランプリでは、そのナリタミニスターが3着に負けているので、アドマイヤムテキの8着も仕方ない。あらためて東海勢同士なら勝ち負けが期待できる存在。この馬も1400メートルのほうが向いている。
 重賞常連のサンデンバロンも昨年秋のゴールド争覇では3着があっただけにまだまだ見限れない。
 前走からほぼ連闘で出走してきたカツゲキキトキトはどこまで復調しているか。
 ◎11ニュータウンガール
 ○9ゴールドリング
 ▲3アドマイヤムテキ
 △2サンデンバロン
 △8カツゲキキトキト
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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