斎藤修の重賞ピックアップ

【1/7笠松・白銀争覇】連覇の期待エイシンエンジョイ

 園田でも近年、ようやく1400メートルの古馬重賞が充実してきたが、それでもやはり東海のこの路線では兵庫勢の活躍が目立つ。エイシンエンジョイは、笠松1400メートルの重賞で5戦3勝。唯一着外だった一昨年の笠松グランプリは、スタートで両脇から挟まれるようなかたちで位置取りを下げたことが影響したか、3コーナーから後退してしまった。しかし昨年は全国の強豪をしりぞけて勝利。5歳になっての充実ぶりがうかがえる。このレースには連覇がかかる。
 エイシンエンジョイにとって笠松グランプリより相手が楽になったかといえば、そうとも言い切れないのは、中央の上級クラスからの転入馬がいるため。中央オープンから兵庫に移籍したドライヴナイトは、移籍初戦のA級特別を制し、2戦目の園田金盃がジンギの4着と重賞級の能力を発揮している。中央オープンでも1400メートルでの勝ち星があるが、園田での2戦から距離短縮となるのがどうか。
 タイセイプレシャスは中央3勝クラスから笠松への移籍初戦。中央でもダート1400メートルを中心に使われており、昨年は勝ちきれないながらも勝ち馬から1秒以内の走りは見せていた。ここなら勝ち負けは可能だろう。
 門別からの転入初戦を圧勝したアルタイルも中央や南関東でオープン勝ちの実績があるだけに侮れない。ここまで4頭の勝負。
 ◎2エイシンエンジョイ
 ○8ドライヴナイト
 ▲4タイセイプレシャス
 △1アルタイル
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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