斎藤修の重賞ピックアップ

【2/14ばんえい・黒ユリ賞】定量ならアバシリサクラ

 ナナカマド賞を勝ったがために、その後は負担重量を課せられて苦戦が続いているアバシリサクラ。前走出走取消となった影響がどうかだが、牝馬同士で定量のここであらためて能力の高さを見せたいところ。
 1月25日の3歳A-1とかち氷雪賞が出走9頭中8頭が牝馬で、今回はその再戦といえるメンバー。そのレースを制したのがミソギホマレ。いち早く障害を越えたイオンがゴール前で苦しくなったところ、3着以下を大きく離しての勝利。9月のいちい賞でもイオンやアバシリサクラをまとめて負かしており、やはり能力は高そう。
 障害を早めに勢いよく超えてもゴール前で甘くなるのがイオン。とはいえ前走は第2障害ほとんど直行で、他の牝馬より5キロ増だったこともあった。今回は全馬の負担重量が一気に増えるだけに、ゴール前がバテ比べのようになれば粘り込む場面も。
 十勝産駒特別はゴール前4頭ほとんど差のない大接戦で、3着がホクセイサクラコ、4着がシンデレラナイト。シンデレラナイトは前走とかち氷雪賞での3着は力をつけたと見るべきか。ホクセイサクラコや、白菊賞を制したニュクスには巻き返しのかかる一戦。
 ◎5アバシリサクラ
 ○9ミソギホマレ
 ▲10イオン
 △6シンデレラナイト
 △8ニュクス
 △3ホクセイサクラコ
 
 黒ユリ賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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