斎藤修の重賞ピックアップ

【8/12門別・ブリーダーズゴールドカップJpnIII】別定57キロでもマルシュロレーヌ

 実績最上位は、牝馬のダートグレードで3勝を挙げているマルシュロレーヌ。期待されたJBCレディスクラシックでの3着は残念だったが、年明けのTCK女王盃JpnIII、エンプレス杯JpnIIを連勝。2着との着差はそれぞれ半馬身、3/4馬身と僅差だったが、着差以上の強いレースぶり。その後、平安S3着、帝王賞8着だが、牡馬の一線級に揉まれたことでさらに力をつけている可能性もある。今回別定57キロは楽ではないが、それでも最大2キロの差なら、能力の違いで克服できると見る。
 メモリーコウは、一昨年11月に3勝クラスを卒業したあと、重賞・オープンでは12戦して勝ち星こそないものの、2着3回、3着5回で、掲示板を外したのは1回だけ。牡馬相手の東海ステークスGII、マーチステークスGIIIでの3着好走もあり、今回別定増量なしの55キロなら頭まで狙える。
 昨年末のクイーン賞JpnIIIでサルサディオーネの2着だったアッシェンプッテルは、今年、牡馬相手の名古屋城ステークス2着、吾妻小富士オープン3着と好走。牝馬同士なら重賞でもあらためて期待できそう。
 リネンファッションはダートグレード初挑戦となったスパーキングレディーカップJpnIIIで2着だったが、サルサディオーネに6馬身離された。レーヌブランシュはTCK女王盃JpnIIIでマルシュロレーヌに半馬身差で2着に食い下がったが、関東オークスJpnIIの勝利だけで別定57キロはいかにも厳しい。この2頭は連下争いまで。
 ◎5マルシュロレーヌ
 ○9メモリーコウ
 ▲4アッシェンプッテル
 △1リネンファッション
 △8レーヌブランシュ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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