斎藤修の重賞ピックアップ

【8/8佐賀・九州チャンピオンシップ】重賞連勝狙うドゥラリュール

 7月の佐賀王冠賞は、逃げたパイロキネシストに、好位のドゥラリュールが3コーナー過ぎでとらえにかかると、3番手以下を離しての一騎打ち。結果的にドゥラリュールがクビ差で勝ったのだが、鞍上の鮫島克也騎手は4コーナーでうしろを振り返るなど、その時点でパイロキネシストは負かせると思ったのだろう。ドゥラリュールは着差以上の完勝だったと見て、ここも中心。
 ドゥラリュールが中央2勝クラスから転入して今回が3戦目。パイロキネシストは中央3勝クラスから昨年末に転入し、5月には佐賀スプリングカップを制した。そして今回、中央オープンから転入初戦となるのがコンカラー。格付け的には当然この馬が最上位だが、ここ3戦は2秒以上の差をつけられて負けており、オープンではほとんど二桁着順。佐賀コースへの対応も未知数であり、ここは3番手評価まで。
 3歳二冠を制したトゥルスウィーだが、古馬のこのメンバーに入るとさすがに胸を借りる立場。とはいえ52キロの軽量ならあっと言わせる場面もあるかもしれない。
 テイエムギフテッドは中央から転入初戦の準重賞・志布志湾賞を勝ち、その後は佐賀スプリングカップ、佐賀王冠賞も含めて佐賀ではすべて掲示板内。馬券対象はこの馬まで。
 ◎3ドゥラリュール
 ○9パイロキネシスト
 ▲7コンカラー
 △6トゥルスウィー
 △10テイエムギフテッド
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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