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【5/15金沢・利家盃】休み明け2戦目で巻き返すハクサンアマゾネス

 金沢スプリングカップでは当然のように断然人気に支持されたハクサンアマゾネスだが、3コーナーで先頭に立ったファストフラッシュを一旦は捕まえられそうな場面もあったものの、直線では突き放され4馬身差をつけられた。ただ敗因はいくつか考えられる。まずは中日杯以来の休み明けだったこと。加えて課題のスタートでタイミングが合わず、位置を取りに行ったら勢いがついてしまい、前半かかり気味になってしまったことなど。これまでの対戦成績では、まともに走ればファストフラッシュより能力が上なのは間違いなく、叩き2戦目で負けられない一戦だ。
 金沢スプリングカップ連覇となったファストフラッシュは、昨年は特別戦で一度8着があった以外はすべて3着以内と崩れることがない。再度ハクサンアマゾネスとの一騎打ちとなるか。
 スギノグローアップは2000mを超える距離を得意とし、大井所属だった2020年には北國王冠(2600m)を制した。その後は勝ち星から遠ざかり、転入初戦を取り消したあとの前走を勝利。ただ自身も9歳で、10歳のトウショウデュエルをようやく振り切ったというレース内容で、◎○の間に割って入るところまであるかどうか。
 兵庫C1級から転入してA2?A1で4戦3勝、2着1回のブラックアピスは、今回一気の相手強化でどこまでやれるか。
 スキルショットは中央1勝クラスから転入4戦目となったスプリング特別で金沢初勝利。同じ1900mの金沢スプリングカップでは、走破タイムを2秒も縮めたが、2着ハクサンアマゾネスから3馬身+アタマ差の4着。3着食い込みまであるかどうか。
 ◎8ハクサンアマゾネス
 ○1ファストフラッシュ
 ▲9スギノグローアップ
 △3ブラックアピス
 △6スキルショット
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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