斎藤修の重賞ピックアップ

【7/16ばんえい・旭川記念】早めの展開でメジロゴーリキ

 メジロゴーリキは今シーズンまだ勝ち星がないとはいえ4戦連続で3着以内の好走で、ばんえい記念からは5戦連続。ここ2年ほどは年に2、3勝のペースで着外も少なくないという成績だったが、これほど好走が続いているのは2019年以来。今週は土曜日に雨予報となっていて、今年雪のチャンピオンカップを制しているように、馬場が軽くなれば早めの仕掛けから押し切ると見る。
 メムロボブサップは、ばんえい十勝オッズパーク杯ではめずらしく障害に手間取ってまさかの8着。とはいえ今シーズン負けたのはそれだけで安定感は相変わらず。今回は別定10kg増となるが、この重量なら問題にしないだろう。
 帯広記念3着など昨シーズン終盤に充実を見せたのがコマサンブラック。今シーズンはまたどこかの重賞で見せ場をつくるはず。ただ今回、雨の速い馬場はあまりよくないかもしれない。
 アオノブラックも今シーズン馬券圏内をはずさない好走を続けていたが、北斗賞で取消となった影響はどうだろう。
 調子の波があるミノルシャープは今シーズン当初はいまいちだったが、北斗賞3着、ミントスポット杯2着とここに来て上昇。シーズン後半の高重量戦はいまひとつだが、この時期の800kg前後の重賞ならチャンスはある。
 雨馬場が向きそうなのはインビクタだが、このメンバーで別定10kg増はちょっと厳しいように思う。
 ◎3メジロゴーリキ
 ○4メムロボブサップ
 ▲5コマサンブラック
 △6アオノブラック
 △9ミノルシャープ
 ×2インビクタ
 
 旭川記念の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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