斎藤修の重賞ピックアップ

【12/3佐賀・フォーマルハウト賞】転入2連勝イケノツバメチャン

 他地区から5頭の遠征があるが、ここは佐賀でまだ底を見せていないイケノツバメチャンに期待できそうだ。門別で2勝を挙げての転入。以前であれば、門別のそのレベルの馬が南関東以外の地方に移籍することはほとんどなかったが、どこの競馬場でも賞金がそれだけアップしたということなのだろう。転入後2連勝となった前走シリウス特別では、ネクストスター佐賀で2着だったムーンオブザサマーを直線半ばでとらえると、最後の100メートルたらずで4馬身差をつける完勝。3着馬にはさらに7馬身差がついた。遠征勢との比較でも能力は高そう。
 ファーマティアーズは大井で4戦1勝。ここ2戦の特別戦では差のある5、4着だが、その2レースとも同じ勝ち馬が大差、9馬身差と圧倒的に強かった。2着馬とはそれほど差はなく、ここに入れば能力上位だろう。
 高知のウオタカは、ネクストスター高知こそ9着に沈んだが、いかにも相手が強かった。2歳の準重賞では、堆金菊特別はハナ差2着だったが、潮菊特別を制した。今の高知は、その賞金の高さから入厩する馬のレベルが高い。
 ビーアライブは、門別未勝利から転入し、ネクストスター佐賀こそ大敗したが、それ以外の3戦で2勝、2着1回。大井で2戦1勝のカルヴィナー、前走JRA認定の準重賞で5馬身差圧勝のフークファンタジーらも連下争いなら。
 ◎6イケノツバメチャン
 ○7ファーマティアーズ
 ▲10ウオタカ
 △3ビーアライブ
 △11カルヴィナー
 △4フークファンタジー
 
 フォーマルハウト賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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