斎藤修の重賞ピックアップ

【12/3ばんえいオークス】今季の勢いならルイズ

 この世代は牡馬に対して牝馬が劣勢で、牡牝混合の重賞で、ここまで牝馬は一度も馬券にからんでいない。どころか、牝馬が1頭も出走していない重賞もあった。そうした中で特別戦ではあるものの、10月1日の秋桜賞では牡馬相手にスーパーチヨコ(2着)、ルイズ(4着)、ベニサクラ(5着)の3頭が掲示板に入った。この3頭が中心となりそう。
 中でも、ここまでメンバー中最多の9勝を挙げているのがルイズ。2月の黒ユリ賞こそ4着だったが、シーズンが変わって2戦目の6着のあとは3着以内を外さず着実にクラスを上げてきた。秋桜賞では前述のとおり4着だったが、その後自己条件のB2級で1着、3着。今シーズンの勢いに期待する。
 B1級で格付け最上位がスーパーチヨコ。秋桜賞ではハンデ差があったとはいえ、その後ばんえい菊花賞で二冠を制したマルホンリョウユウに1馬身ほどの差で2着に食い下がった。2月には黒ユリ賞も制しており、格付けだけでなく実績も最上位。
 黒ユリ賞2着で、ここまで7勝、2着10回というベニサクラまで、能力的にほとんど差はなさそう。
 牝馬はここまでレベルのあまり高くない世代ということであれば、格下でも勢いのある馬に期待する。アバシリモミジは9月以降、6戦して3着以内が5回。ただ今回は重賞ということで今井千尋騎手の減量がないのがどうか。
 3戦連続連対中のココロホマレに、黒ユリ賞3着だったミュウにも可能性がありそう。
 ◎2ルイズ
 ○10スーパーチヨコ
 ▲9ベニサクラ
 △8アバシリモミジ
 △3ココロホマレ
 △5ミュウ
 
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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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