斎藤修の重賞ピックアップ

【7/12園田・兵庫サマークイーン賞】遠征で結果を残すグレースルビー

 このレース連覇が期待されるハクサンアマゾネスは、地方競馬の重賞最多勝記録を更新しての今年7歳でも現役を続行。昨年園田では10月にも兵庫クイーンカップを制し、近走も地元金沢では圧倒的な強さで勝ち続けている。
 果たしてこの馬を負かす馬がいるか、と考えたときに、大井のグレースルビーに期待してみたい。中央2勝クラスから転入した昨年は1勝したあとB1特別で上位争いまでという成績だったが、今年、笠松、名古屋への遠征で重賞を連勝。グランダム・ジャパン古馬春シーズンでは総合2位となった。その後勝ち星はないが、5月船橋の準重賞・短夜賞での4着は、南関東のオープンでも可能性を感じさせる走りだった。前走中原オープンの8着は距離が長く参考外。7歳でも昨年以上の充実が感じられ、遠征で結果を残していることから、ハクサンアマゾネスとも互角以上に戦えるとみる。
 9日の佐賀・霧島賞では高知から出走した2頭がワンツーと、とにかく遠征で強い高知の勢いを感じさせた。アンティキティラも古馬になってから地元ではあまり目立った成績はないが、今年も佐賀ビーナスカップを制したように、なぜか遠征で力を発揮する。
 地元勢では、昨年のこのレースが3着、兵庫クイーンカップでもハクサンアマゾネスの4着だったクリノメガミエースに期待か。前走、佐賀ヴィーナスカップではアンティキティラの2着だったが、地元に戻れば逆転の可能性も。
 昨年東京プリンセス賞を制した船橋のサーフズアップは、その後、勝ち星がないものの、若草賞土古記念ではグレースルビーの2着。ここでも上位争いが期待できる。
 中央3勝クラスから転入したスマートムーランの初戦はA1A2特別で僅差の2着。クラス的には牝馬同士なら通用しそう。
 ◎8グレースルビー
 ◯4ハクサンアマゾネス
 ▲2アンティキティラ
 △10クリノメガミエース
 △3サーフズアップ
 △7スマートムーラン
 
 兵庫サマークイーン賞の出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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