斎藤修の重賞ピックアップ

【7/14盛岡・やまびこ賞】連勝の勢いでラティサワー

 ラティサワーは北海道未勝利勝ちからの転入で今季3連勝。3歳B1までの実績だが、3戦とも2着に6馬身差で圧勝。2走前に盛岡1600メートルの良馬場で1分41秒6という勝ちタイムがあり、たとえば同じ舞台のイーハトーブマイルで今回のメンバーで最先着の3着だったバウンスライトの走破タイムが同じ良馬場で1分41秒7。ラティサワーにはまだまだ上積みがあると思われ、初距離さえこなせればいきなりの重賞でもチャンスはある。
 重賞実績でいえば、スプリングカップ、東北優駿でともにフジユージーンの2着だったサクラトップキッドが最上位。ただ盛岡コースは2歳時にデビューから2連勝があったものの、重賞では4着が最高というコース適性が気になるところ。
 メンバー中唯一、重賞勝ちがあるのが牝馬のコモリリーガル。2歳の北海道所属時に、園田プリンセスカップ、そして盛岡のプリンセスカップと連勝。前走門別1700メートルのフロイラインカップが3着だが、勝ち馬とは大きく離されての結果であり、あらためてこの距離でどうか。
 東北優駿3着のセイバイラック、4着のバウンスライトは、ともにそのほかにも重賞で上位の実績あり。前述のとおり、重賞勝ち馬が2歳時のコモリリーガルだけというメンバーなら、引き続き上位が狙える。
 そういうメンバー構成であれば、浦和から転入して4戦、勝ち星こそないもののストロングブラックにも上位食い込みの可能性はある。
 ◎4ラティサワー
 ○6サクラトップキッド
 ▲10コモリリーガル
 △3バウンスライト
 △1セイバイラック
 △8ストロングブラック
 
 やまびこ賞の出走表はこちら

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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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