斎藤修の重賞ピックアップ

【7/4園田・兵庫優駿】連勝の勢いでウインディーパレス

 デビューから6連勝のウインディーパレスは、1700、1870メートルと距離を伸ばしてさらに強さを見せた。前走、トライアルのオオエライジンメモリアルでは、西日本クラシック3着だったマルカイグアスに7馬身差をつける圧勝。その勝ちタイム2分4秒1(良)は、重馬場の西日本クラシックを制したシンメデージー(高知)より速いもの。重賞初挑戦でも勝負になる。
 菊水賞ではオーシンロクゼロの2着に敗れたクラウドノイズだが、前走が抜群のダッシュから逃げ切って2着に6馬身差。1700メートルの良馬場1分53秒0は好タイム。ダッシュよく逃げるこの馬に1番枠は有利。あとは早めに折り合いをつけられるかどうか。
 デビューから4連勝で菊水賞を制したオーシンロクゼロは、西日本クラシックでは2着だったが、勝った高知のシンメデージーは、その後、今年からJpnIになった東京ダービーで4着と好走。地元馬にはまだ先着を許していない。先行するであろう◎◯を相手にどこから仕掛けるか。
 マルカイグアス、ウェラーマンは、近走で◎◯▲にそれぞれ先着されたが、大きくは負けていない。◎◯が競り合ってのハイペースなら、末脚を生かして台頭する場面もありそう。
 プリムロゼは重賞実績が牝馬限定戦のみで、重賞で牡馬との対戦は今回が初めて。ただ、のじぎく賞3着、そして前走、中央未勝利との条件交流2着の走破タイムからは通用する可能性はある。
 ◎7ウインディーパレス
 ◯1クラウドノイズ
 ▲2オーシンロクゼロ
 △10マルカイグアス
 △4ウェラーマン
 △6プリムロゼ
 
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NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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