3歳になって勝ち星が遠くなってしまったワラシベチョウジャだが、とはいえ大敗は名古屋のネクストスター中日本だけ。それを含めて重賞のみ5戦して2着3回で、前走ぎふ清流カップは遠征勢が強く、4着ではあったものの東海勢同士ではやはり2番目の順位だった。今回は地元金沢勢にも重賞勝ち馬がおらず、かなり相手が楽になっただけに2歳時以来のタイトルが期待できそう。
対抗も遠征馬で名古屋のネッサローズ。勝ち星は2歳時の2勝のみとはいえ、ここまで重賞も含めてすべて掲示板を確保。新緑賞は2着ワラシベチョウジャにコンマ5秒差で4着、前走クイーンカップも2着ワラシベチョウジャにコンマ8秒差で4着。強敵相手の経験は生かされるはず。
新興勢力は中央未勝利から転入して3連勝のシルバヴール。2走前の1500メートル戦が、メンバーが軽かったとはいえ大差をつけて勝利。良馬場の勝ちタイム1分36秒4は、冬休み明け後の金沢1500メートルでは、今回のメンバーとの比較では好タイム。地元の期待はこの馬。
ダブルアタックは、重賞タイトルこそないものの、地元馬の重賞実績では最上位。北日本新聞杯2着、石川優駿4着という成績は見栄えはよいが、勝ち馬とはかなり離されていた。3走前、3月の準重賞・若駒賞(1500メートル・稍重)の勝ちタイム1分38秒4も平凡なだけにあまり強くは推せない。
重賞で掲示板までというトルピード、前走金沢転入後初勝利となったエイシンノヴァらも連下争いなら。
◎11ワラシベチョウジャ
○9ネッサローズ
▲4シルバヴール
△6ダブルアタック
△5トルピード
△3エイシンノヴァ
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