斎藤修の重賞ピックアップ

【8/10盛岡・フェアリーカップ】牝馬同士なら断然ミニアチュール

 2017年まで重賞、18年以降準重賞として行われていたフェアリーカップだが、今年再び重賞に格上げされた。
 ミニアチュールは今シーズンここまで勝ち星こそないものの、シアンモア記念3着、あすなろ賞2着、みちのく大賞典3着と、牡馬一線級との対戦で上位争い。距離も2000メートルまではオールマイティにこなしており、牝馬同士なら能力断然。このレースは準重賞だった昨年から連覇がかかる。
 ケープライトは3歳秋以降、マイル以下を中心に使われているが、3歳時には1800メートルのひまわり賞、やまびこ賞でともに2着があった。昨年秋以降勝ち星から遠ざかっているが、オープン特別ではほぼ掲示板内を確保しており、2走前にも1600メートルで差のない3着に好走しているので、牝馬同士ならこの距離もなんとかこなせるのではないか。
 金沢から移籍初戦となるポンヌフは、勝ち星こそ名古屋で挙げた1勝のみだが、ここまで2着は6回。重賞でも金沢では牝馬限定のお松の方賞3着、金沢クイーン賞2着と好走している。中央時代も含めて1700メートルで結果を残しており、牝馬同士のこの距離は好条件だ。
 ブリーザフレスカは一昨年名古屋で重賞3勝。名古屋から岩手に転入しての近走は着外が続いているが、牝馬同士なら上位食い込みの可能性はある。
 川崎から転入したエイシントゥランは、水沢1400メートルのB1戦を2連勝。以前はワンターンの超短距離での実績だったが、今年1、2月には川崎1500メートルでそれほど差のない2着、3着があった。さらなる距離延長に対応できれば、能力的にはそれほど見劣らない。
 ◎4ミニアチュール
 ◯8ケープライト
 ▲9ポンヌフ
 △6ブリーザフレスカ
 △5エイシントゥラン
 
 フェアリーカップの出走表はこちら

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斎藤修の重賞ピックアップ
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
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