8月16日(木)の笠松競馬メイン第9レースは「第47回くろゆり賞(SP1)」(笠松競馬場1600メートル)。
北陸・東海・近畿地区の交流重賞に、フルゲート10頭が激突するが、もちろん主役は重賞14勝の東海のパワフルエース◎6 カツゲキキトキト(牡5、錦見勇夫厩舎)だ。6月末の帝王賞JpnIでも中央や南関東の難敵相手にも健闘して7着に食い込めば、1カ月前の名港盃では単勝1.1倍の圧倒的人気に応えて華麗な逃亡劇で完勝。長くいい脚がセールスポイントのカツゲキキトキトにとってマイル戦は距離不足とも言えるが、地方馬同士との戦いに、舞台は【3・1・0・1】と出張実績もある笠松コース。秋の目標レース・東京記念(9月19日・大井2400メートル)に向け、負けられない戦いだ。
次位争いが焦点になるが、相手魅力は交流重賞で相変わらず強さを発揮する兵庫勢。近況好気配では○1 レイズオブザサン(牡9、兵庫・盛本信春厩舎)。9歳の大ベテランも前走は地元のオープンでクビ差2着に逃げ粘るなど、まだまだ衰え知らず。強敵相手にもまれた経験値を生かすか。
実績上位は兵庫ダービー馬の▲5 ブレイヴコール(牡4、兵庫・諏訪貴正厩舎)。近況は準オープンで5、7着だが、ともに勝ち馬から3馬身差程度と、着順ほど負けていない。脚質的に馬場の軽い当地向きタイプでやはり軽視できない。
中央3勝馬で転入初戦の前走A級2組での勝ちっぷりがよかった△2 エビスリアン(牡5、花本正三厩舎)は多くの面で上積みが見込める2走目。目が離せない存在だ。
さらにサマーカップでしぶとく3着に逃げ粘った△9 メモリートニック(牡4、塚田隆男厩舎)も3連単候補なら。
<おすすめの買い目>
馬単 6→1・2・5・9(4点)
3連単(1軸流し) 6→1・2・5・9(12点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)