2019ヤングジョッキーシリーズ(YJS)が6月11日(火)に金沢競馬場で開幕します。西日本地区のトライアルラウンド金沢は第7レースと第9レースで行われ、地方所属7人とJRA所属5人が参戦して腕を競います。
第7レースの第1戦(C1級、金沢競馬場1400メートル)は、園田から転入後2連勝中の◎11 スカイフロウジョン(セン5、高知・塚本雄大騎手)が人気を集めます。3コーナー手前から早めに先頭へ抜け出す楽な勝ちっぷりが続いており、短期放牧明けでもスピードの違いを見せられそうです。期間限定騎乗で金沢に滞在経験もある塚本騎手が手綱を握る点も心強いです。
○6 ユッセ(牝6、兵庫・永井孝典騎手)は前走のB2級で逃げて5着と粘れませんでしたが、C1級なら勝ち負けできる能力はあります。園田の成長株・永井騎手がどのように好位から残すか注目です。
▲3 スカイステージ(牡6、JRA・岩田望来騎手)は昨季ほど勢いは見られませんが、2走前に2着があるようにC1級なら複勝圏内まで追い上げています。岩田騎手が父親譲りの“豪腕”を発揮できるかにかかっています。
底力は高い△8 エイシンソニック(牡8、兵庫・田村直也騎手)や、転入初戦勝ちの△9 ヴェルヴェット(牝4、JRA・團野大成騎手)も見逃せない存在です。
おすすめの買い目
馬単(マルチ) 11⇔6・3・8・9(8点)
3連単(フォーメーション) 11→6・3・8・9→6・3・8・9 6・3・8・9→11→6・3・8・9(24点)
新設された牝馬重賞「第1回徽軫(ことじ)賞」(金沢競馬場1500メートル)を挟んで行われる第9レースの第2戦(B1級、金沢競馬場1500メートル)では、4戦連続連対中の◎10 ロイジービヴ(牡4、兵庫・石堂響騎手)が主力視されます。2着が続いていましたが、好発を決めて逃げ切った前走の勝ちっぷりは強かったです。石堂騎手はこの日1回騎乗で気合が入ります。
転入2走目となる○1 ナムラシシマル(牡4、兵庫・松木大地騎手)も本領発揮が期待されます。転入初戦の前走は休み明けもあって4着と伸び切れませんでしたが、転入2走目なら上積みが見込めます。昨年のYJSトライアルラウンド金沢で2連勝した松木大地騎手(今年から兵庫へ移籍)なら潜在能力を引き出すかもしれません。
▲2 ラスカルグレイ(セン6、高知・塚本雄大騎手)も前走のようにマイペース逃げに持ち込めば強さを発揮します。スタートを決めて積極的に運べるかがポイントです。
地方競馬ジョッキーズチャンピオンシップ・チャレンジステージ第1戦で2着に突っ込んできた△11 ヤマチョウタンゴ(牡7、JRA・服部寿希騎手)や、崩れない先行力を見せている△6 ディターミネイト(牡5、JRA・坂井瑠星騎手)も展開ひとつで連絡みのチャンスはあります。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 10⇔1・2・11・6(8点)
3連単(フォーメーション) 10→1・2・11・6→1・2・11・6 1・2・11・6→10→1・2・11・6(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)