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9月19日(木)の名古屋競馬メイン第11レースは「第13回秋桜賞(SP1)」(3歳以上牝馬、名古屋競馬場1400メートル)。
グランダム・ジャパン古馬シーズンに組み込まれた地方全国交流重賞に、ハイレベルな南関東、兵庫に高知からトータル5頭の遠征勢と、地元の精鋭6頭の計11頭がしのぎを削る。遠征勢はすべて勝ち負けレベルの実力派ばかり。評価が難しいが、デビュー直後からレベルの高い南関東で重賞戦線を歩み続ける超エリート◎8 ステップオブダンス(牝5、大井・藤田輝信厩舎)を狙い撃ちだ。17年11月のロジータ記念制覇後は勝ち星から見放されるが、そのほとんどが重賞で、しかも好勝負を演じてみせる。実績的に文句なしにナンバーワンの存在。前走の読売レディス杯は4着に終わったが、スタート直後に挟まれ、しかも終始外々を回らされるなど不利が重なった展開負けと分析できる。それでいて勝ち馬からコンマ8秒差は力の証し。スムーズな競馬ができれば、前走で先着された遠征馬2頭を十分逆転できる。
先行馬に有利なペースなら○5 タガノカピート(牝5、兵庫・新子雅司厩舎)に出番到来。今夏に園田のA1を2連勝し、続く園田FCスプリントで待望の重賞ウイナーに仲間入りした快足馬で、短距離7ハロンが一番合うタイプ。マイペースの逃げに持ち込めれば押し切りへ。
一方、直線勝負に持ち込めれば▲10 ジェッシージェニー(牝4、大井・福永敏厩舎)の重賞連勝が可能。前走読売レディス杯では内から抜け出したが、脚質的に小回りの名古屋コース向きでないため、先行争いなど激しい流れになってほしいところだろう。
地元勢では△3 ポルタディソーニ(牝5、瀬戸口悟厩舎)に期待がかかる。7月の名港盃では難敵兵庫勢の撃破に成功し、トライアルレースの前走コスモス賞を快勝。好ムードでここ一番に臨む。例年以上にハイレベルメンバーになったが地の利を生かし、重賞4勝目を狙う。
<おすすめの買い目>
馬単(マルチ) 8⇔3・5・6・10(8点)
3連単(フォーメーション) 8→3・5・6・10→3・5・6・10 3・5・6・10→8→3・5・6・10(24点)
(文/中部地方競馬記者クラブ)
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