名古屋
2023年10月31日
4戦4連対のミトノウォリアー軸「ネクストスター名古屋」(名古屋競馬)
10月31日(火)の名古屋競馬メイン第11レースは「第1回ネクストスター名古屋」(2歳、名古屋競馬場1500メートル)。
今年から新設されたJRA重賞級の認定競走で優勝賞金は高額な1000万円。厩舎期待の若駒たちがズラリとフルゲートにせいぞろい。今年の名古屋の2歳戦線は認定競走4レースの勝ち馬がすべて異なるなど、抜けた存在が不在で多くの馬にチャンスがある激戦模様。しかし軸にふさわしいのは4戦パーフェクト連対を誇るセンス馬◎3 ミトノウォリアー(牡、角田輝也厩舎)。常に前々で有利にレースが運べる先行力があり、控えるレースもこなせるレース巧者だ。将来を見据えて前走は内にいれてもまれる競馬を経験し、外に持ち出すと直線一気劇。脚質に自在性があるのもキャリア若い2歳戦で大きな強みになりそうだ。8月若駒盃に、前走の認定競走Vと実績面でもリードし、2週連続して好追い切りを消化し、仕上がりに問題ない。軸に一番ぴったりな存在と言える。
○5 ウインジャック(牡、倉地学厩舎)はミトノウォリアーと対戦成績が1勝1敗。逆転候補の筆頭だろう。若駒盃では道中見せた若さから振り切られたが、前走は直線の追い比べを仕留めて1馬身差V。再度、直線勝負に持ち込めば差し切りは五分。
差し比べに持ち込めば▲9 ミトノユニヴァース(牡、角田輝也厩舎)のも勝機十分。手探り面があった前走の転入初戦を豪快に抜け出し、しかも勝ち時計は同日の古馬B級戦よりも速い、価値あるタイムをマーク。北海道1勝馬と能力の裏付けもある。上位2強との差はわずか。
また△1 ニジイロハーピー(牝、角田輝也厩舎)は北海道で5戦2着2回と好成績を残し、移籍後の認定競走で2戦オール連対の好素材。持ち前のしぶとい走りは馬券に欠かせない。
(文/中部地方競馬記者クラブ)