金沢
2023年11月20日
高配当も期待できる「金沢城・兼六園ライトアップ開催中賞」(金沢競馬)
日、月、火曜日の3日間連続で開催されている今週の金沢競馬。20日(月)の注目カードは第9レースの「金沢城・兼六園ライトアップ開催中賞」(B2級七組、金沢競馬場1500メートル)で、特別編成のため近走連絡みがないメンバーばかりがそろいましたが、馬券の組み合わせ次第では高配当が期待できる一戦になりました。
まず人気になりそうなのは◎1 モズアンカー(牡3、佐藤茂厩舎)です。メンバー唯一の3歳馬で、石川ダービーやサラブレッド大賞典などの3歳重賞戦にも出走していたことから、B2級なら即通用してもおかしくありません。しかし前走のB2級四組(1500メートル)でもスタートで出遅れてしまい6着と、今季馬券に絡んだのはまだ春先の2着1回だけで、アテにしづらい面もあります。それでも前走の1分37秒台の走破時計は今回のメンバーに入れば一歩抜けており、最内枠から発馬を決めて持ち前のスピードが発揮できれば、久々の白星に手が届きそうです。
○5 キアナフリューゲル(牝4、井樋一也厩舎)は今夏に笠松から移籍してきて、転入当初は2戦連続で馬券に絡んでいましたが、その後は入着いっぱいのレースが続いています。それでも追い切りでは四肢が伸びたダイナミックなフォームで駆けており、入厩時より動きは良くなっています。クラスはB2級に上がりましたが、メンバー的にはそれほど差はない感じで、転入初戦で3着に粘った1500メートル戦なら、復調のきっかけがつかめそうです。
▲6 アイドゥ(牝5、中川雅之厩舎)はここ2走追走いっぱいで着外続きですが、夏場には1500メートルで逃げて2着に粘り込むスピードを見せていました。今回は直線強めに追い切られて気合を入れ直されており、発馬を決めて先手争いを制することができれば、変わり身があるかもしれません。
△8 グローリアステラ(牝5、佐藤茂厩舎)もここ2走は後方のまま末脚不発に終わっていますが、調教の動きは悪くありません。距離が1500メートルに延びる方が末脚が生かせそうで、アイドゥとモズアンカーが激しく先手争いを繰り広げるなら、直線追い上げるチャンスがありそうです。
△3 ウインドアリエル(牝5、野田幸雄厩舎)もここ2走はシンガリ負けが続いていますが、メンバー的には戦いやすくなっており、好位をキープできれば流れ込みが図れるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)