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好素材エンジョイリッキーが断然「岐阜新聞・岐阜放送杯」（笠松競馬）

12月29日（金）の笠松競馬メイン第11レースは「岐阜新聞・岐阜放送杯」（笠松所属馬限定3歳オープン、笠松競馬場1600メートル）。

上昇一途の◎1 エンジョイリッキー（牡、田口輝彦厩舎）が断然の主役だ。デビューが今年3月と遅れたため、三冠戦線は8月の岐阜金賞しか参戦できなかったが、その初めての重賞挑戦でいきなり0秒7差3着に食い込んだ好素材。一般格付け後もC級1組特別、B級2組特別、B級1組特別をいずれも先行快勝劇で難なくクリア。勝ちっぷりにまだまだ余裕があり、底を見せていない飛び切りのスター候補生だ。ゆったりしたローテーションで臨めるのもプラス要因。中間の調教、追い切り気配も依然いい。上り詰める勢いであっさりパスし、5連勝濃厚。

ポイントは次位争い。一番の相手は同様に能力が高い○4 コトシロ（牝、森山英雄厩舎）になりそうだ。B級昇級初戦だった前走は、いきなり2組特別に編成され、しかも甘いスタートで後手を踏んで厳しい流れに。しかし直線キレを爆発させて2馬身差Vで改めてアピールした。こちらも格付け後5戦パーフェクト連対。持ち前の先行力だけでなく控えるレースもこなせる自在性も魅力だ。

▲8 スタープレジデント（牡、笹野博司厩舎）も軌道に乗ってきた。3走前こそ、エンジョイリッキーに先行力の差を見せられたが、その後のB級戦は2戦連続連対。強敵相手だった前走B級1組でも1馬身半差2着に粘り、地力強化は明らか。連対十分だ。

相手なりに走れる堅実派△5 イノ（牝、後藤佑耶厩舎）も馬券に欠かせない1頭。