名古屋
2024年01月02日
上昇度でハクサンアルタイル「新春盃」(名古屋競馬)
1月2日(火)の名古屋競馬メイン第10レースは「新春盃」(B級・C級、名古屋競馬場2000メートル)。
企画レースの準重賞もあって勝ち負けレベルの好素材たちがずらり。激戦Vバトルだが、めきめき力を蓄える◎10 ハクサンアルタイル(牡4、坂口義幸厩舎)の上昇度に魅力を感じる。格付け初戦こそ不利な内の2枠が影響してロスのある競馬で4着に留まったが、その後のC級、B級の4戦を3勝、2着1回とオール連対中。しかも2着だった2走前の勝ち馬は移籍後、無敗を誇るアプサラーで続くA級6組も難なく突破した力の持ち主で仕方なし。好位から早めの抜け出しで結果を残している近況で、レース運びがうまくなり順調な成長カーブを描く。流れに乗りやすく、レースのしやすい外枠スタートも好都合。当地初の2000メートル戦も、近3走の1700メートルでの走りから大きな問題とは言えない。軸に期待だ。
○3 ペイシャリルキス(セン8、沖田明子厩舎)は復帰後、確実に上昇中だ。叩き2走目だった前走は有利に先に抜け出した勝ち馬を捕らえられなかったが、後方からアタマ差2着に鋭く追い込んだ好内容。休養前にはA級6組での勝利やA級2組で馬券貢献がある実力の持ち主でもある。追い切り気配も確実にアップしてきており、互角のV候補と言える。
強さとモロさが同居するが▲8 ペイシャシオン(牡6、榎屋充厩舎)は22年7月の重賞・名港盃を勝利。気性難が出世をさまたげいまだB級に在籍するがスムーズにレースを運んだ時のキレは折り紙付き。ひと息入った臨戦もポン駆けが利くタイプで、いかにスムーズな運びができるかが好走への鍵になる。
△5 ヴォランテ(牡4、角田輝也厩舎)もV圏内。一気の距離延長だが転入後、6戦すべて馬券貢献するように能力は高い。
(文/中部地方競馬記者クラブ)