岩手
2024年05月05日
フジユージーンが連勝伸ばす「ダイヤモンドカップ」(盛岡競馬)
5月5日(祝・日)から戦いの舞台は新緑の盛岡競馬場。初日のメイン第11レースは岩手クラシック一冠目「第44回ダイヤモンドカップ」(3歳、盛岡競馬場ダート1800メートル)。今年から東京ダービーの指定競走、東日本交流に昇格しました。
◎2 フジユージーン(牡、瀬戸幸一厩舎)はデビューから無傷の6連勝。約5カ月ぶりの実戦だったスプリングカップも2秒4差で大差勝ち。ひと冬を越してさらに凄みを増しました。今回は遠征馬4頭が参戦しますが、現時点での強さを測る格好の舞台。豪快なストライド走法で自身の連勝をどこまで伸ばすか注目です。
○1 オオイチョウ(牡、北海道・小国博行厩舎)は出走取消後の門別・2歳新馬戦を快勝。続く1戦で3着後、クローバー賞、ジュニアグランプリと芝に連続挑戦。いずれも掲示板外に終わりましたが、ダートに戻って平和賞(船橋)でコンマ2秒差3着。前走4着は約半年ぶりの実戦で、2番手の積極策も裏目に出た印象。ひと叩きされて反撃に転じます。
▲7 パンセ(牡、川崎・高月賢一厩舎)は昨年、1勝、2着2回、3着3回。若武者賞2着、鎌倉記念3着と重賞でも好走しました。今季は精彩を欠いていますが、2歳時の成績を信じる手。輸送クリアなら好勝負必至。
△8 サクラトップキッド(牡、伊藤和忍厩舎)はスプリングカップから始動。道中、首を上げながらも直線いい脚を使って2着を死守しました。2勝マークの盛岡でシャープさを増すのは確実です。
△4 エドノバンザイ(牡、浦和・宇野木博徳厩舎)は8戦4勝。完成度の高さで上位を確保。
△6 サンエイキャノン(牡、佐藤浩一厩舎)はひと冬を越して成長確かです。
(文/松尾康司)