レース展望・予想

金沢

2024年06月15日

オヌシナニモノの連覇なるか「日本海スプリント」(金沢競馬)

金沢競馬は土、火曜日の変則開催になります。6月15日(土)のメインカードは第9レースの重賞「第7回日本海スプリント」(金沢競馬場1400メートル)です。昨年までは900メートルの東海地区との交流重賞として行われていましたが、今年から地元限定メンバーによる1400メートルの重賞として生まれ変わりました。距離は延びましたが、昨年このレースを勝っているオヌシナニモノが連覇できるかが注目されます。

◎3 オヌシナニモノ(牡7、佐藤茂厩舎)は前走のA1級二組(1400メートル)を勝って、5着に敗れた笠松遠征からの巻き返しに成功しました。最後の直線は内から伸びたイルティモーネとの叩き合いになりましたが、クビ差先着して重賞2勝馬の意地を見せました。地元馬相手にはこれまで10戦7勝、2着3回と連対を外しておらず、ベストの1400メートル戦なら負けられない舞台ですが、暑さが苦手なタイプで、気温が連日30度超となった最近の天候はやや心配です。直線だけ馬なりで追われた追い切りでは気合を全面に出して動きは悪くありませんでしたが、連覇できるかは当日の体調面が鍵を握りそうです。

○2 ベニスビーチ(牝6、中川雅之厩舎)は連覇が期待された前走の東海地区との牝馬交流重賞・お松の方賞(1500メートル)で5着に敗れましたが、3着争いには加わっていました。その後はこの日本海スプリントを目標に調整を積んでおり、馬体の張りや毛ヅヤはさらに上向いて、追い切りの反応も良くなっています。1400メートル戦はやや短い気もしますが、引き続き重賞請負人の吉原寛人騎手が手綱を握るのは心強く、勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって4コーナーで先団に並び駆けることができれば、5つ目の重賞タイトルに手が届きそうです。

▲4 マリンデュンデュン(牡4、金田一昌厩舎)は冬休みを挟んで7連勝中と勢いに乗っています。1カ月ぶりの休み明けとなった前走のA2級二組でもスタートからの行き脚の良さで先手争いを制すると、手綱を抑えたままで追いすがる3歳牝馬のハリウッドスマイルを直線で3馬身振り切る楽勝劇でした。まだ格付けではA2級の身ですが、トップクラスでも通用するスピードは秘めており、古馬重賞初挑戦でもこれまで7勝を挙げている1400メートル戦ならあっさり勝っても不思議ではありません。

△1 イルティモーネ(セン11、中川雅之厩舎)も兵庫から転入後3戦連続で連対中とまだ底を見せていません。前走のA1級二組ではオヌシナニモノをクビ差まで追い詰め、あわやのシーンを演じており、年齢を感じさせない走りを見せています。金沢なら兵庫で達成できなかった悲願重賞制覇が飾れるかもしれません。

△7 ガクチカキッズ(牡10、井樋一也厩舎)も今季船橋から金沢入りしてまだ馬券を外していません。追い切りでは引き続き活発で年齢を感じさせない動きを見せています。前崩れの展開になるなら直線外から一気に脚を伸ばして浮上してきそうです。

おすすめの買い目

馬単
3→2・4・1・7(4点)

3連単(1軸流し)
3→2・4・1・7(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)

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