金沢
2024年06月24日
復活目指すアイアムレジェンド「がんばろう石川の畜産特別」(金沢競馬)
日、月曜日の2日間で開催されている今週の金沢競馬。6月24日(月)のメインカードは第11レースの「がんばろう石川の畜産特別」(A2級一組、金沢競馬場1700メートル)で、かつて金沢の重賞を制したこともある元南関東オープン馬が、復活へのきっかけがつかめるかが焦点です。
◎5 アイアムレジェンド(牡8、佐藤茂厩舎)は今春に川崎から移籍してきて、転入初戦のA1級二組(1500メートル)は4着、2戦目の百万石賞(2100メートル)は6着と入着いっぱいのレースが続いています。年齢的な衰えは否めませんが、5、6歳時に金沢へ遠征してきてイヌワシ賞(2000メートル)を連覇した実績からもっと走れてもよさそうです。併走追い切りを重ねた前走時とは違って今回は単走での追い切りでしたが、スムーズな足さばきを見せて時計面も悪くありませんでした。1700メートル戦はやや短い気もしますが、忙しい1500メートル戦よりはレースはしやすそうで、発馬を決めて好位置をキープできれば、底力の違いを発揮して直線抜け出しが図れそうです。
○8 シェンフォン(牝5、加藤和宏厩舎)はA級復帰となった前走のA2級二組(1400メートル)でも2着に伸びて、3戦連続連対中と好調の波に乗っています。冬場の高知で馬体重を大幅に減らしてしまい回復するまでに時間がかかりましたが、今ではすっかり立ち直っています。引き続き追い切りの動きは良さそうで、1700メートル戦も3走前のB1級二組で2着に追い上げています。今回も勝負どころから一気にコーナーを駆け上がっていければ、直線脚を伸ばして上位争いに加わってきそうです。
▲3 マイネルヘリテージ(牡5、井樋一也厩舎)は前走のA2級二組(1400メートル)でも3着にしぶとく追い上げる脚を見せて、着外続きだった春先に比べてレースぶりが良くなっています。今季は1500メートル以下の短い距離ばかり使われていますが、本来は1800メートル前後の中距離向きで、調子を取り戻した状態での1700メートルなら真価を発揮できそう。アイアムレジェンドが逃げた馬をかわすのに手こずり先団がほぼ一団の状態になれば、直線外から突き抜けるシーンもありそうです。
△6 フラッグアドミラル(牡10、中川雅之厩舎)は前走の中央1勝クラスとの交流戦で7着も、地元馬同士のA2級なら見直しは必要です。好位2、3番手に付ける積極的なレースができれば追い通しの手応えでも粘り強さを発揮するタイプで、現状では平均的に流れる1700メートル戦の方がペースは合っています。
△1 クールドレーヌ(牝5、高橋俊之厩舎)は前走のA2級一組(1700メートル)で、2着フラッグアドミラルを終始マークして3着に粘り込みました。A級のペースにも慣れてきており、今回も好勝負できれば、これからの暑い夏場に向けて弾みがつきそうです。
(文/中部地方競馬記者クラブ)