金沢
2024年07月02日
オフトンが新天地で待望の初勝利なるか(金沢競馬)
月、火曜日の2日間連続開催されている今週の金沢競馬。7月2日(火)の注目カードは最終第12レースのC2十三特別編成(C2級十三組、金沢競馬場1400メートル)で、先月行われた企画レースとは違いますが、同じC2級の最下クラスで、近3走大きな着順続きのメンバーばかり集められています。
◎1 オフトン(牝4、中川雅之厩舎)は大井からの転入馬で、近走はふた桁着順が続いている未勝利馬です。しかし2着が1回あり、その時にクビ差の接戦を演じたのが現金沢B1級で活躍しているドルヴァルで、力関係を考えるとC2級最下クラスからのスタートは断然有利です。420キロ台の小柄な牝馬ですが、追い切りの感触も悪くなく、前に行けるスピードがあるのも魅力的です。新天地でいきなり待望の初勝利が飾れるか注目されます。
相手も先行スピードがあるメンバーを抜てきします。○7 アイスムーン(牝6、高橋俊之厩舎)は今季C1級で3着2回と馬券に絡んでします。近3走は掲示板外続きでC2級の最下クラスまで下がってしまいましたが、この相手なら復調のきっかけがつかめそうです。今回は直線強めに追われて追い切りもしっかりこなしており、逃げた馬に終始食い下がって行ければ、流れ込みが図れそうです。
▲9 ヘリオシース(牝8、野田幸雄厩舎)は今回のメンバーで唯一今季勝ち星を挙げています。4走前に追い込み勝ちを決めた後は再びC1級に上がって苦戦が続き、今回またもC2級の最下クラスに下がりました。引き続き追い切りでは切れのある動きを見せており、得意の特編メンバーなら再度決め手の違いを見せ付けるかもしれません。
△8 ウィズザタイムズ(牝5、高橋優子厩舎)は、佐賀から転入後は掲示板外続きですが、追い切りもこなせるようになって良化気配がうかがえます。4歳時に佐賀C2級で勝ち負けしていた実績から、金沢C2級なら連絡みしても不思議ではありません。
△6 アオバノキセキ(牝4、菅原欣也厩舎)は1カ月以上レース間隔を空けて立て直しが図られましたが、前走は中団追走一杯の12着と案外な結果でした。しかし馬体重が増えたことは好材料で、休み明け2走目で上積みがあるかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)