レース展望・予想

金沢

2024年08月11日

地力の違い見せるベニスビーチ「金沢鼓門賞」(金沢競馬)

先週までナイター開催されていた金沢競馬は、今開催から最終レース発走が18時台の通常時間帯に戻ります。今週は連休に合わせて日、月曜日の2日間連続開催となり、11日(祝・日)のメインカードは、最終第12レースの準重賞「金沢鼓門賞」(A級以下B1級以上、金沢競馬場1400メートル)になります。9月7日に行われる地方全国交流「金沢スプリントカップ」へのトライアル戦で勝ち馬には優先出走権が与えられます。

◎5 ベニスビーチ(牝6、中川雅之厩舎)は今春笠松から戻ってきて重賞で差し脚が届かないレースが続いていましたが、前走の牝馬準重賞・金沢クイーン賞(1500メートル)を快勝して復活の兆しを見せました。逃げた馬の2番手に付ける積極的なレース運びで、3コーナーで交わして4コーナーを先頭で回ると2馬身以上のセーフティーリードを保ったまま直線を独走。重賞4勝馬の貫禄の違いを見せ付けました。久々の勝利で活気づいたのか、今回の追い切りは馬なりでも好時計をマークしています。再び1400メートル戦に戻りますが、自信を取り戻してきた今の状態なら再度地力の違いを見せ付け、完全復活をアピールしたいところです。

○8 ソーラーフレア(牡9、中川雅之厩舎)は前走のA1級一組(1700メートル)で、勝ったテトラルキアにクビ差競り負けての2着でしたが、4コーナーを先頭で回った時には、そのまま直線押し切ってしまうかと思われた勢いでした。今季は金沢スプリングカップ(1500メートル)で重賞初制覇を飾るなど、年齢を感じさせないしぶとい先行スピードを発揮しています。猛暑続きでも中間には馬なりで2本の追い切りを消化しており、状態はキープできています。外枠から先手を奪ってペースを握ってしまえば、再び際どい勝負に持ち込めそうです。

▲2 エムティアンジェ(牝5、佐藤茂厩舎)は昨年この準重賞を勝っています。前開催の準重賞・金沢城鼠多門賞(1700メートル)で、大逃げを打ったタイサイには引き離されましたが、エイシンアンヴァルには直線競り勝って2着は確保しました。今季は開幕戦を勝って以降は勝ち切れないレースが続いていますが、暑い夏場でも連戦できるのは元気がある証拠で、直前に速い追い切りをこなした今回はこれまで以上の臨戦態勢で挑んできています。

△1 ノブノビスケッツ(牡4、加藤和宏厩舎)も7月に戦列復帰してからそれほど強い追い切りはかけていませんでしたが、今回は直線激しく仕掛けられてハードに追われました。昨秋にMRO金賞で圧勝した1400メートルなら復調のきっかけがつかめるかもしれません。

△3 オクトニオン(牡5、井樋一也厩舎)は転入初戦のA1級一組(1500メートル)で中団追走一杯の8着でした。さらに1400メートルに距離が短縮されてどうかですが、約5カ月半の休み明けを叩かれたことで息保ちのアップは見込めそうです。

おすすめの買い目

馬単
5→8・2・1・3(4点)

3連単(1軸流し)
5→8・2・1・3(12点)

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(文/中部地方競馬記者クラブ)

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