レース展望・予想

金沢

2024年09月21日

北海道勢3頭による争いか「金沢シンデレラカップ」(金沢競馬)

9月2回目となる3連休期間中の金沢競馬は土、月曜日の変則開催になります。21日(土)のメインカードは第10レースのグランダム・ジャパン2024の2歳シリーズ「第9回金沢シンデレラカップ」(JRA認定・2歳牝馬・地方全国交流、金沢競馬場1500メートル)になります。今年は北海道から3頭、船橋から1頭、高知から1頭の計5頭が遠征してきました。地元からは2頭しか参戦がなく、7頭立てのさみしい頭数になりましたが、今年も2歳馬の層が厚い北海道から参戦してきた3頭が人気を分けそうです。

◎1 トレヴェナ(北海道・角川秀樹厩舎)は未勝利脱出こそデビューから3戦目の認定未勝利牝馬(1200メートル)でしたが、その後の2歳オープン(1200メートル)で勝ち馬と少差の3着、前走の牝馬重賞・フルールカップ(1200メートル)でも混戦の次位争いから抜け出して2着と健闘しています。いずれも後方から馬群を割って直線伸びてきており、この時期の牝馬とは思えない勝負根性を秘めています。中間には門別競馬場の屋内坂路コースで3日置きに追い切り時計を出しており、引き続き好調さはキープしています。レース終盤から一気に伸びてくる脚質から距離が1500メートルに延びるのは良さそうで、重賞請負人の吉原寛人騎手がどんな騎乗で勝利に導くのか目が離せません。

○3 レディーティアラ(北海道・田中淳司厩舎)は認定新馬勝ちを飾っており、オープンに上がっても馬券を外さないスピードを見せています。前走の牝馬重賞・フルールカップ(1200メートル)では直線内から伸びたトレヴェナに先着を許しましたが、直線外から懸命に脚を伸ばして接戦の3着争いを制しています。今の金沢の馬場状態を考えると控えるレースよりも本来の前に行くレースの方が持ち味が生かせそうで、大井から駆け付ける矢野貴之騎手の手腕に注目が集まります。

▲4 プチプラージュ(北海道・小国博行厩舎)は2戦目の認定牝馬未勝利(1200メートル)を逃げ切って勝ち上がり、その後の2歳オープン(1700メートル)は4着でしたが、前走の2歳オープン(1200メートル)では外から伸びてきた勝ち馬にアタマ差交わされる悔しい2着でしたが、ゴール前内から伸びてきたトレヴェナを抑えて一旦は先頭に立っています。その後は1カ月ほどレース間隔を空けてここ目標に門別競馬場の屋内坂路コースで熱心に乗り込まれており、金沢遠征に賭けている意気込みを感じます。すでに1500メートル以上の距離を経験している強味を生かして笠松の渡邊竜也騎手が積極的なレースを試みるなら、後続を寄せ付けずにまんまの押し切りもありそうです。

船橋から参戦の△6 ロシュニ(船橋・阿井正雄厩舎)は2戦目の2歳二組(1200メートル)を人気薄ながら快勝しました。1500メートルで行われた前走の認定未勝利戦は2着でしたが、ゴール寸前まで勝ち馬を追い詰めており、距離を経験しているのは有利です。直線の追い比べ勝負に持ち込めるなら北海道勢が相手でも上位争いが可能かもしれません。

高知から参戦の△7 ナンシヨウト(高知・田中守厩舎)は中央デビューの九州産馬で、ひまわり賞(小倉芝1200メートル)で10着大敗後に高知へ移籍となりました。キャリアはまだ3戦と浅く新馬戦(小倉芝1200メートル)でいきなり2着と連絡みした実力から、初めてのダートに戸惑わなければ、変わり身があっても不思議ではありません。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
1⇔3・4・6・7(8点)

3連単(フォーメーション)
1→3・4・6・7→3・4・6・7
3・4・6・7→1→3・4・6・7(24点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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