金沢
2024年10月08日
圧勝続くウインサマースノー「金沢競馬C1プレミアム」(金沢競馬)
土、火曜日の変則日程で開催されている今週の金沢競馬。8日(火)の注目カードは第11レースで争われる「金沢競馬C1プレミアム」(C1特選、金沢競馬場1500メートル)で、中央未勝利から転入して初戦から好走しているメンバーばかりが集められた激戦になっています。
◎1 ウインサマースノー(牡3、加藤和宏厩舎)は中央未勝利から転入後2連勝中と勢いに乗っています。いずれも後続を大きく引き離しての逃げ切りで、前走のC2級八組では2着馬を2秒6も置き去りにする一人旅でした。その後も連日のように追い切り時計を重ねており、順調さがうかがえます。スタートから速いラップを刻んでも最後まで脚が上がることなくスピードが持続しており、かなりの持久力を秘めています。今回も距離が1500メートルなのは歓迎で、ここも圧勝できるなら今後B級入りしても楽しみな存在になります。
○2 ルージュラメンテ(牝3、加藤和義厩舎)は中央未勝利で馬券に絡んでいた実績から転入初戦から注目を集めました。その期待通りに馬なりで逃げた馬を交わして4コーナーを先頭で回ると直線で後続を8馬身以上突き放して、素質の違いを見せ付けました。中間の追い切りではパワー溢れる動きで好時計をマークし、さらに気配を上げています。本命印はウインサマースノーに譲りましたが、1400メートル戦の勝ち時計は上回っており、1500メートルに距離が延びても逆転のチャンスは十分にありそうです。
▲7 テキーラワルツ(牝3、中川雅之厩舎)は中央未勝利でダート戦の経験が少なく地方の小回りコースはどうかと思われましたが、転入初戦から後続を5馬身以上引き離してスピードの違いを見せ付けました。こちらも中間の追い切りでは前走時と変わらない動きを見せており、好調はキープできています。さらに1500メートルに距離が延びる点と相手強化がポイントになりますが、臆することなく上位2頭に食い下がっていければ、見せ場以上はつくれそうです。
△4 リンクアームズ(牝3、田嶋弘幸厩舎)は中央未勝利からの転入初戦こそ9着に崩れましたが、2戦目の900メートル戦で3着とやれる手応えをつかんで、その後4戦連続連対中と好リズムに乗っています。390キロ台の小柄な牝馬ながら、競り負けない勝負根性が秘めており、好位をキープできれば流れ込みが図れそうです。
△9 アイランドピーク(牡3、宗綱泰彦厩舎)はクビ差競り負けて転入初戦勝ちを飾れませんでしたが、中間は2本の追い切りを重ねて乗り込まれています。引き続きの1500メートル戦は有利で、決め手を生かすレースができれば、好調馬ぞろいでも待望の初Vに手が届くかもしれません。
(文/中部地方競馬記者クラブ)