レース展望・予想

金沢

2024年10月13日

距離延長味方にウェザーコック「能登波の花賞」(金沢競馬)

今週の金沢競馬は日、火曜日の通常開催に戻ります。13日(日)のメインカードは第8レースの「能登波の花賞」(B1級準重賞、金沢競馬場1700メートル)になります。昨年までは11月下旬に実施されていましたが、今年は施行時期が1カ月以上早まったことで、ここを制してA級入りして順調に勝ち進むことができれば、中日杯などの年末の重賞戦線にも出走できる可能性が広がります。

◎12 ウェザーコック(牡4、堀場裕充厩舎)は高知から転入後3戦連続連対中と金沢で底を見せていません。転入初戦勝ちを飾ってから2着続きですが、前走のB1級一組(1400メートル)でも直線先に抜け出した勝ち馬をクビ差まで追い詰めており、あと100メートルあればと思わせたレース内容でした。前走後は1カ月ほど千葉の育成牧場へ短期放牧に出されてリフレッシュし、帰厩後は併走追い切りを重ねて鍛え直されています。中央で未勝利を脱出したのは小倉のダート1700メートル戦だった実績から今回の距離はベスト。勝負どころから一気にコーナーを駆け上がって行ければ、決め手の違いで直線抜け出してきそうです。

○8 ヒミノイチシロ(牡4、中川雅之厩舎)は夏場に大井から移籍してきて7戦5連対と金沢で活気を取り戻しました。特に中島龍也騎手が手綱を握るようになってからは3戦連続連対中とリズムを上げています。追ってバテない強みがあり、どんな位置取りになってもしぶとく脚を伸ばしてくることから、距離が1700メートルに延びるのは良さそうです。今回は追い切りをかけていませんが、角馬場を併用してしっかり乗り込まれており、好調はキープできています。早めに先頭へ抜け出して直線の追い比べ勝負に持ち込むことができれば、後続の追い上げをしのげるかもしれません。

▲5 コスモアシュラ(牡6、加藤和宏厩舎)はC2級から連対を重ねて北國王冠や中日杯など重賞に出走した昨年ほどの勢いは見られませんが、夏場にB2級までクラスが下がったことで再び自信を取り戻しています。今回は距離適性を見込んで、あえて強敵ぞろいの準重賞に挑んできており、末脚不発に終わった前走のB1級三組(1400メートル)からの巻き返しに燃えています。ウェザーコックが早めに先団をかわして後続を大きく引き離す展開になるなら、混戦の次位争いから抜け出してきそうです。

△10 リンギングフォン(牝5、井樋一也厩舎)は金沢入りしてから勝ち切れないレースが続いていますが、船橋で昨年4連勝した実績からもっと活躍できてもいいはずです。馬体重が減り続けているのは気になりますが、ひと息入れて回復に努めていて、距離が1700メートルに延びることで復調のきっかけがつかめるかもしれません。

△3 エイシングレア(牝5、宗綱泰彦厩舎)はB1級に上がってから苦戦が続いていましたが、前走のB1級五組(1400メートル)で直線一気の差し切り勝ちを決めて変わり身を見せました。さらに相手は強くなりましたが、中間に併走追い切りをこなすなど乗り込みを強化しており、再警戒は必要です。

おすすめの買い目

馬単(マルチ)
12⇔8・5・10・3(8点)

3連単(フォーメーション)
12→8・5・10・3→8・5・10・3
8・5・10・3→12→8・5・10・3(24点)

この買い目で投票

(文/中部地方競馬記者クラブ)

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